新部隊・誕生 ページ27
１日でも早く
平和な世界になってほしいーー
その為に戦い続けると決めた。
Aは一族と共に
中華統一を目指し、武功を求める。
寄り道などしている暇はないが、
今後の身の振り方を決める為
軍議を開いていた。
顎に手を当てて、必死に頭を悩ませていた。
A「うーーーむ。
よく先生には『裏の裏をかけ』って教わったけど…
ただ、戦で勝ち続けるだけじゃ
時間がもったいないし…。
何かいい方法ないかな？」
アダム 「そんないい方法あったら、
皆やってるっつーの〜」
考えることを放棄して
ダラダラと軍議の駒で遊ぶ赤毛に、苛立つ。
その時、影のように現れた祖父が口を開いた。
朱龍 「……戦なんぞ起こさんでも、
要人を暗殺すりゃいいんじゃ」
アダム 「ねー。簡単にいうのやめよー」
朱龍 「確かに、重要人物であればある程
相手も腕利きの暗殺集団を抱えているだろう…。
だが、それがなんだ。
朱一族の前では、カスじゃ、カス…」
アダム 「うわぁ…カスとかいったよ、この爺さん…
いてぇっ！！」
A「もうっ！考えないなら黙ってなさい！」
頭に鉄拳を叩き込む。
A「それって
他国の要人の暗殺ってこと？」
朱龍 「暗殺・隠密・特攻は、
一族の得意分野だぞ…。
これに関して、中華で我らの右に出る者はいない。
…それに戦で多くの兵士の血が、流れなくて済む」
A「…！」
朱龍 「元より我らは、そういった一族の末裔だ。
たが、A…。
お前はそれだけではダメだ。」
A・アダム 「…？？」
朱龍 「お前は、戦でも武功を上げろ。
周りに力を示し、お前も将軍になれ…」
A「ッ！…………将軍」
思い出すのは、愛しい父親(ひと)。
初めの戦場だったが、大将軍とはどんな姿なのか…今も目に焼き付いている。
チクリと痛む胸を押さえる。
目指す先に、必要であれば
飛び越えるだけだ。
コクン…と頷き、皆に向き合う。
A「これから、
暗殺・隠密の独立部隊を立ち上げる！
だが、我らはどこにも属さない。
…前線で戦う兵士の為に、どこにでも応援に行く。
今なら、この隊を『胡蝶隊』と名付けます！」
新しい名前。
飛信隊や楽華隊と同じ三百人隊。
一同 「「「オオッッー！！」」」
Aの掛け声に、声を上げる精鋭達。
ここから、朱一族の恐怖の再来と言われ
中華の暗殺一族を震え上がらせた
『胡蝶隊』の武勇が始まっていくーーー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 114人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「逆ハー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナタデココ(プロフ) - キングダム夢小説でこんなにいい小説に出会えるとは思いませんでした🥺♡お気に入り作者にも登録しようかと思ってます😌❤︎本当に宜しかったら、王騎様救済ルート、作って貰えませんか？ (10月4日 22時) (
レス) @page22 id: bb115dbd7a (このIDを非表示/違反報告)
09kokoa(プロフ) - ちさとさん» リクエストありがとございます！外伝の方で書いてみますね。いつかパパシリーズも書きたいと思ってます！ (2020年9月2日 20時) (レス) id: d89cc95811 (このIDを非表示/違反報告)
ちさと - 本編と関係なく政や信と結ばれるお話ぜひお願いします！！ (2020年9月2日 19時) (レス) id: 382e67ae5e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：09kokoa | 作成日時：2020年9月1日 16時
