【 歌い手 】春の大運動会！白組！【 大型コラボ 】

見えなくなるその時まで/3 ページ8

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「 A起きてー 」





「 ん…あとちょっとだけ…」







「 可愛いけどだーめ！おきて！ 」





そう言ってバッと布団を取られる




「 歌詞さんのばか…… 」




「 ごめんね？ 」






歌詞さんを見れば出かける準備万端で。





「 どこかいくの？ 」





「 うん！一緒に遊園地に!! 」




そう言って歌詞さんには手を引かれた








＿＿＿＿







「 おぇ……っ 」





「 大丈夫？A 」







「 うん…なんとか…… 」




「 ごめんね絶叫系苦手って知らなくてさ… 」





はい、って水をくれる歌詞さん。優男




だけど嘘つき





「 前ちゃんと言ったもん… 」





「 えーそうだっけ？ 」





歌詞さんも本当は覚えてるはず




だってニヤニヤ悪い顔しながら笑ってるから







「 も、歌詞さんなんて知らない 」




「 えーごめんよ！許して！ 」




顔の前に手を合わせて謝ってくる





「 一緒にあれ乗ってくれたら許す……」





そう言って私が指さしたのはゆっくり廻る観覧車






「 あれでいいのかい？じゃいこうか 」





私の前を歩き始める歌詞さん





私は歌詞さんを追いかけて手を繋いだ






「 …手も繋いでくれたらもっと許す 」





歌詞さんは驚いたようだったけどぎゅっと握り返してくれた






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