第二十話ー夢主視点ー ページ24
ーーーそれが少し前の話。
今はアジトから少し離れた公園にいる。
ベンチに座るシンタローとモモとコノハ。
私もマリーを抱き抱えたままベンチに
腰を下ろした。
ふぅ…。と息をつくと、腕の中にいるマリーが
マ「…っ、ん…？」
と声をあげて薄く目を開けた。
貴「あ…マリー、目覚めた？」
私がそう声をかけるとマリーはゆっくりと数回
瞬きしてから
マ「…A姉…？」
と小さな声で私を呼んだ。
貴「うん。大丈夫？どっか痛いところない？」
マ「…ここは？」
貴「アジト近くの公園。」
マ「…ぁ、わた、し…。」
マリーはそう呟き身体を震わせながら
ピンク色の瞳からポロポロと涙を流し始めた。
先ほどのアジトでの出来事を
思い出してしまったのだろう…。
貴「…マリー、マリー。
大丈夫だよ、私は味方だよ。」
モ「マリーちゃん、私も味方だよ！
マリーちゃんはやってないって信じてるから！！」
シ「…俺も。俺もマリーを信じる。マリーは
そんなことする奴じゃないって知ってるからな…｡」
エ「私も信じます！！
マリーさん…助けられなくてごめんなさい…。」
コ「マリーは優しいもん…。
そんな事するような子じゃないって信じてる。」
そう慰めるように声をかけると、マリーは
涙でぐしゃぐしゃになった顔をこちらに向けた。
マ「…本当？信じて、くれるの…？」
貴「うん。」
マ「モモちゃんとシンタローと
エネちゃんとコノハくんも…？」
シ「あぁ。」
エ「当たり前じゃないですか！
私はその時の会話聞いてましたし！！！」
コ「うん。」
モ「親友を信じるのは当然でしょ？
マリーちゃん！！」
モモの「親友」という言葉にマリーは
更に大粒の涙を流し始めた。
マ「…あ、ありがとう…皆…！！！」
そう言ってマリーは嬉しそうに、
安心したように笑った。
…うん、やっぱりマリーは泣いた顔よりも
笑顔が似合うね。
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クリスタ - 他のアニメでごめんね？早くアヤノちゃんとか、クロハ君とか出てきてほしいな♪てかおそ松長生きし過ぎだろ (2019年9月8日 19時) (
レス) id: d6d929f7e2 (このIDを非表示/違反報告)
白澤 - 何で完結してるの？まだ途中だよね？…うん。…うん。そう信じたい更新頑張ってください！！！！！ (2018年7月29日 10時) (レス) id: 5361dbf300 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 続き楽しみにしてます。 (2017年9月10日 19時) (レス) id: f05f5711e9 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - この話がとても面白いですね。(*^_^*) (2017年4月12日 16時) (レス) id: ff3c5946ca (このIDを非表示/違反報告)
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