カノとキドがいちゃいちゃするだけの話 (ページ12)

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旅行に行きませんか？5 ページ12

男子組サイド
「おいカノ」
「なにー？シンタロー君」
「なんか旅行っぽいことしないか？」
「旅行っぽいことって何さー。もうちょっと具体的にしてから言ってよね」
「うーん……恋バナ？」
「はぁ？シンタロー君よく言えたね！」
「ネギマ……ないの？」
「ネギマはない！」
「俺はいいっすよー」
「ほらほらみんなもこう言ってることだし」
「いやいやみんなって言ってもセトのオッケーしか出てないからね？」
「じゃあ恋バナ始めよー！」
僕ははぁ。と大きなため息をついた。
「じゃあ好きな人を言っていくのはどうだ？」
「……誰から？」
「え？カノから？」
やっぱり僕が最初なんだー？！
「僕なんて分かりやすいでしょ。わかってるのに聞く必要あるの？」
「分かってるからこそ口で言うんだ！」
「わ、分かったよー。言えばいいんでしょ？僕の好きな人はキドだよ」
「だよねー」
「じ、じゃあシンタロー君は？いないは無しだよ！？」
「あぁ、アヤノ」
うわっ！こいつ速攻言った、すげぇ。
「じゃあコノハは？」
「僕？僕は好きってあんまわかんないけど……エネかな？」
こいつもなんかすげぇ。
「じゃあセトは？」
「マリーっすよ！」
即答！もじもじしてるのは僕だけかよ……