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25時限目 ページ9

「……なぁAと修哉、一緒に昼食食べないか?」

「! 木戸先輩! ……って、あっ」

「おっ、さっきの子じゃないっすか!」

振り返るとそこには長袖長ズボン姿の木戸先輩と、それとは対照的に半袖半ズボン姿の瀬戸先輩がいた。

「何だお前ら、顔見知りなのか?」

「うっす! 借り物競争の時に一緒に走ったんすよ! ねっ、Aさん」

「はい! それじゃあ4人で食べましょうか! いいよね? 修哉」

「もちろん♪ ……んじゃ」

『いただきます!!』

私達は声を揃えてそう言い、お弁当箱のふたを開ける。

「あっ、Aちゃんの美味しそうじゃん!」

「えへへ、ありがと! あのねっ、これ……今日早起きして作ったの! よ、よかったら……たべる?」

「えっ、いいの!? んじゃ、いただきまーっす♪ ……っと、その前に」

修哉は瞳を輝かせながら箸を持ってそう言うと、私に箸を渡してこう言う。

「僕にあーん、して?」

「えっ!?」

「おまっ……、ピュアで可愛いAに何て事言うんだよ!! アホか、アホなのか!?」

「って痛い痛い、叩かないでよ! してくれたら嬉しいな〜って思って言っただけなのにー……」

「Aさん、嫌ならしなくてもいいっすからね?」

「ちょっと!?」

木戸先輩は修哉の頭をバシバシと手で叩き、瀬戸先輩は爽やかな笑顔でそう言ってくる。
み、皆がいるし恥ずかしいけど……。

「……うん、いいよ!」

「わーい♪ んじゃあ、まずは卵焼きがいーな♪」

「うんっ! ……はいっ、口開けて?」

私はそう言って箸で卵焼きをつまみ、修哉は身体をぐっと前に出して口を大きく開ける。
何か子供みたいで可愛いなぁ、と思いながら私は修哉の口内に卵焼きを入れた。

26時限目→←24時限目


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作品ジャンル:アニメ
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ペンネグラタン(プロフ) - セトの天然って怖いよね。 (2017年1月2日 20時) (携帯から) (レス) id: 04ea405d06 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天ノ川夜月 | 作成日時:2016年12月6日 17時

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