【銀魂】 看守と囚人

プロローグ ページ1

「本日、第一級攘夷浪士桂小太郎が投獄される手はずだ。心して当たれ」
「ハッ！」


ここは獄門島。

ここに入れられたが最後、囚人たちがシャバの空気を吸うことはおそらくない。


「来たぞ！！」


連れてこられたのは長髪の男。

囚人ナンバーは１１４５。名を、桂小太郎と言うらしい。
最も、この島より外に居た時間の少ない私は、彼がどんな犯罪を犯したのかは知らない。

それでも、監視する。それが私の仕事だ。



「囚人ナンバー１１４５！」



手首を手錠に繋がれ、看守たちの前に潔く歩いて来たその男。



「おい、返事をしろ！！囚人ナンバー１１４５！！」



しかし、彼は返事もせずに言ったのは―――・・








「囚人ナンバー１１４５ではない。桂だ！！！！」




・・変な人が投獄された。

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