ヒプノシスマイク短編集

35.　有栖川帝統　(甘) ページ45

夢主さんは、帝統の専属のメイドです。
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有栖川side

俺には小さい頃から専属のメイドがいる。

入ってきた時は祭花がメイドの中で最年少の7歳だった。

祭花は身寄りが無かったらしく、それを俺の親が拾ったらしい。

どうやら親は、俺が学校に行ってる間が心配だったらしく、同じ歳の祭花を採用したらしい。

入ってきたばかりの時は、俺と学校に行くだけだったが、3年後位には一人前のメイドと同じ位家事をやっていた。

それでも祭花は俺に勉強を教えてくれたし、いつ勉強してたのか分からないけど、テストでは毎回100かそれに近い点数だった。

他のメイドは親の地位が高いから俺を褒めてたが、祭花は褒めてくれる時は自分の事の様に嬉しがってたし、怒る時はすっげぇ怖かった。

俺は昔からずっと祭花が好きだ。

でも、祭花は俺の親に言われたから面倒を見てただけだ。

やっぱり愛だの恋だのってのは難しいな。


帝統「なぁ祭花」


『何でしょう帝統様。』


帝統「俺、お前の事が好きだ」


『！…面白いご冗談を』


冗談じゃないその言葉を言おうとﾊﾞｯと祭花の方を見ると泣いていた。


帝統「あ、ご、ごめんなそんなにいy『違うんです！』


祭花が珍しく大きい声を出した。


『し、失礼しました。私なんかが痴がましいですが帝統様の事がす、好きなんです。』


一番の感想は“驚いた”。

ずっと片思いだと思ってた。


帝統「じゃあ俺達両思いって事で良いのか？」


『はい』


帝統「なら、付き合おう！俺頭悪いけど…」


『私で良いのですか？』


帝統「祭花が良いんだ」


そう言って俺は祭花に近付いて、キスをした。



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皆様、Happy Halloween

そして、

白膠木簓お誕生おめでとう御座います！








　 2020.10.31

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