ヒプノシスマイク短編集

※26.　夢野幻太郎　(ヤンデレ) ページ33

付き合ってません。
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夢野side

小生と彼女は本屋で出会った。

彼女が小生の本を取ろうとしていた所て声をかけた。

最初は大袈裟に肩を震わせたが、話している内に段々心を開いてくれた。

話している中で『虐めを受けていて人を信用出来なくなった』と話してくれた。

「小生は大丈夫なのか」と聞くと、少し照れくさそうに微笑んで『貴方なら大丈夫な気がした』と言った。

まぁ、仕事もしているし初対面が駄目なのかもしれないが…。

小生はこの笑顔に胸の高鳴りを感じた。

恋なんて馬鹿らしいと思っていたのに…。

その時は純粋な恋心だった。









いつの日からかとても祭花が欲しくなった。

思い立ったが吉日という言葉の通り、その日から行動を起こした。


『私、何かしたかなぁ？』


幻太郎「おや、どうしたのです？」


『最近、誰も私と話してくれないの、話しかけても無視されるの……もう誰とも会いたくない』


泣きそうな顔をしてそう言う彼女。

小生は気持ちが高ぶっているのを悟られないように続けた。


幻太郎「…小生、貴女の事が好きなんです。だから、ずっとここに居て下さい。仕事なんてやめて、嫌なら逃げちゃえばいいんですよ」


突然の事で驚いて居るが直ぐに泣きながら何度も頷いて


『ｸﾞｽｯ………あ、なたは、私から、離れたり、しない…？』


幻太郎「えぇ、ずっと側に居ます。約束しましょう」


それからは、彼女は事ある毎に小生に『私から離れたりしない？』と聞いてくるようになった。

その度に「離れたりしない」と言うと嬉しそうに小生の肩に頭を乗っけてくる。

これが毎日の楽しみだ。

…何ですか？この愛が、異常？

そんな事知りませんよ。

こんなに手に入れたいと思ったものは無いんです。

だから









　 ーゼッタイニハナサナイー

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