ヒプノシスマイク短編集

21.　有栖川帝統　(甘) ページ27

付き合ってません。
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夢主side

私は特に何も目標も無く、ただ言われた事をやって、いつも通りを求めて生きてきた。

でも、そんな生活に飽きてしまい、ギャンブルに手を出すようになった。

因みに、一応頭の良い大学を出ているので高収入の会社に入れた。

その6割位が生活費、残りの4割がギャンブルだ。

今日もいつもの賭け場に来てギャンブルをやる。


ｷﾞｬﾝﾌﾞﾗｰ「おや、お嬢さん今日も来たのかい」


ｷﾞｬﾝﾌﾞﾗｰ2「その若さでどっから金が湧いてくるのか…」


『それはお二人も一緒じゃないですか』


そんな他愛もない話をしながら準備をする。


『では、始めましょう』









ｷﾞｬﾝﾌﾞﾗｰ「あ“ぁぁぁ今日も負けだ！参った！」


ｷﾞｬﾝﾌﾞﾗｰ2「お嬢さん、賭けが始まった瞬間目から光が消えるから怖いねぇ」


『今日も楽しかったです。有難う御座いました』


ｷﾞｬﾝﾌﾞﾗｰ「堅いねぇ」


『良く言われます』


今日も私が勝って、次は何処に行こうかと考えていると後ろから声がかかった。


？「そこの姉ちゃん！俺とやらねぇ？」


くるりと後ろを向くと20歳位の男性が立っていた。


『…貴方は？』


帝統「俺は有栖川帝統だ！姉ちゃんは？」


『私は氷野祭花よ』


帝統「んじゃ祭花って呼ぶな！」


馴れ馴れしいと思ったが、そんな事はどうでも良い。


『で？貴方と賭けをするの？良いわよ』


帝統「おっしゃ！」


『…それで、賭けるものは？』


帝統「お前が勝ったらこのヒプノシスマイクをやる。そして俺が勝ったら





お前、祭花を俺のものにする。」


それを聞いた瞬間、心臓が大きく波打った。

久しぶりのこの感覚。

無意識の内に口角が上がるのがわかる。


『いいわ、受けて立つ』

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