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アン・エンカウンター(5) ページ22

と、そんなことを考えながら列に並んでいると、前の人の会計が済んだようだ。


「いらっしゃいませ」と愛想のよい店員さんは、私より少し年上くらいだろうか。
 染めた髪と濃い化粧が、眩しい。


 私も以前一度だけこういうスタイルに憧れて髪を染めたことがあるが、友人たちに大笑いされた挙句バカにされたので、もう二度と手だしはしないと決めている。


 今思い出してもあいつらにコーヒーをぶっかけたいくらいの苦い思い出だ。
 みんなが言うには、私は派手なものが似合わないのだという。


「大繁盛ですね、お盆なのに……お疲れさまです」
「ええ、ありがとうございます。お陰さまで。ご自宅用ですか?」
「あぁ……いえ、プレゼントでお願いします。大変ですね……」


 会計を済ませ、商品を受け取る。
 なんだかこれほど盛り上がっていると、働いている人が気の毒だなぁと思ったのだが、本当に大変そうな、疲れ切っているのか逆にさっぱりとした返答が来たので、声をかけたことを少し後悔した。


 ああ、やっぱり無駄に人の事情に入り込むのはちょっとよくなかったかな。
 自分だっていつバイトのシフトが――携帯を川に捨てて気づかないふりをすれば済む話だ。そうだ。


 店だって、別段涼しくなかったし、そろそろ帰ろう。
 これじゃアジトとあまり変わらない。


 それなら自室で本を読んでいる方が落ち着くし、その方がまだましだろう。
 そう思ってニコニコ営業スマイルの店員さんに背を向けた時、隣のレジから悲痛な声が聞こえた。

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甘寧(本人) - あすみさん» あすみさん、はじめまして!おおおありがとうございます!書くのが上手い……(自分がアホ過ぎて)あまりピンと来ませんが、お褒めの言葉嬉しい限りです。更新、なるべく早く再開できるように頑張ります!ありがとうございます! (2015年7月28日 10時) (レス) id: 077743fc46 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ(プロフ) - 初めまして。 私、こういうような書き方をする小説がとても好きでこの作品を見てとても書くのが上手いなぁと思いました。これからの更新がとても楽しみです!頑張ってください! (2015年7月28日 10時) (レス) id: ea9b626ffd (このIDを非表示/違反報告)
ゆるりら(プロフ) - もちろんです!楽しみにしてます! (2015年7月25日 19時) (レス) id: bb21b320ee (このIDを非表示/違反報告)
甘寧(本人) - ゆるりらさん» おお、ゆるりらさんではないですか!ありがとうございます(勉強してないとか言えない)ですよね!キドさんいいですよね!この小説でもキドさん出てきますのでその時はこのルートのキドさんもよろしくお願いします! (2015年7月25日 8時) (レス) id: 077743fc46 (このIDを非表示/違反報告)
ゆるりら(プロフ) - 私もキドさん大好きです!カゲプロのキャラで断トツ一番です!受験、頑張ってください!! (2015年7月24日 19時) (レス) id: bb21b320ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:甘寧 | 作成日時:2015年5月8日 20時

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