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事件発生 ページ9

貴方side

何時もと何にも変わらない朝。

何時もと何にも変わらない事務所。

唯、「ソレ」が起こるまで、の話だけど。



_事務所で、次の依頼(芥川さんと一緒)に必要な書類を読み、情報をとっていた。

ナオミさんが、ボクに珈琲を出してくれた。

ナオミ「Aさん、珈琲淹れましたわ!どうぞ。」

「あ、ありがとうございます!」

ナオミさんから珈琲受け取った時だった。


物凄い轟音がして、事務所のドアが吹っ飛んだ。


「っ!?」

??「妹は何処だ」

妹?妹って何?誰の事?

芥川「妹を探しているのか?」

??「嗚呼、僕と髪色が同じで、瞳も同じで…一人称が、「ボク」だ」

そういって社員をぐるぐると見、ボクに視線を固定した。

おい、一寸待て。あの、やってきた男の云った特徴、ボク全部当てはまってない!?

真逆…

「お兄ちゃん?」

??「!真逆、A!?」

「そうだよ」

敦「ねぇ、マフィアに入ろう!?…え?え?なんで押すの?」

ぐいぐいとお兄ちゃんを出口へ押す。

「嫌だよ、絶対に嫌!ボクには探偵社があるの!大切な場所!マフィアなんて、敵に寝返るようなモノじでしょ!!冗談じゃない!!」

敦「でも!!僕はAと一緒に仕事がしたいんだ!」

「何故?」

敦「だって…だって!妹だから!大事な大事な、大好きな妹だから!!」

この喧嘩?言い争い?を探偵社一同は微動だにせず見ていた。

ボクが大好き?ふざけないで。じゃあなんで引き取られるとき逃げたのさ。
ボクも「今まで」大好きだったよ。でも今は…

国木田「そいつはうちの社員だ。勝手に連れていかれては困るのだ。」

国木田さんが味方してくれた。

敦「だけど妹は僕が好きだから!ねっ、A?」

「…け…じゃ……き…よ」

敦「え?」

「ふざけんじゃない!!大っ嫌いだよ!!!!」

敦「…は?」

やべぇ地雷踏んだわ

敦「お前はそういう事云う子になっちゃったんだね。全部この探偵社のせいだよね?」

敦「僕が」

敦「助けてあげるね」

谷崎「如何いう事!??」

お兄ちゃんは、手を虎の爪?っぽいモノに変化させた。

そして、近くにいた賢治君を、狙った。

「辞めてよッ!!」

反射的に、二人の間に入っていた。

当然、ボクに攻撃が当たる。
丁度胸に爪が貫通。

「ガハッ…」

吐血してしまった。ボクの足元にビシャビシャと血だまりを作る。

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作者名:いちごあめ | 作成日時:2023年10月24日 19時

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