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夢? ページ11

体が痛くない。体も軽い。

「此処は?」

よる「生死の境目よ」

「よるおねえちゃん。」

よる「あなた、異能力もっているわよね?」

「うん」

よる「「夢」の方で願いを一個叶えられるでしょ?」

「うん」

よる「あなたの願いは?」

「…生きたい、探偵社の皆と!」

よる「そう、あなたらしいわね。」

おねえちゃんはボクの頭を軽く撫でた。

「おねえちゃん、あのね…」

よる「あのね、A。此処はね、夕方になると、如何足掻いても生の世界へ戻れなくなるの。だから…。早く、異能力を使って頂戴、お願い」

おねえちゃんは手をぎゅっと握って云った。


「…判った、元気でね、おねえちゃん。」


「異能力!【光と風と夢】!「夢・ボクを元の世界へ帰して。」」

目の前が白くなった。

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作者名:いちごあめ | 作成日時:2023年10月24日 19時

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