勉強会(お前はまだ知らなくていい) ページ2
「ラビ。ここどうやるんですか?」
「どれどれ?」
アレン君、ラビ君、リナちゃん、神田君と一緒に勉強をすることになり、今にいたる。…いやいや!おかしいよ!だって、あまりお話しする人達じゃないよ!
『…ねぇ、どうして私を誘ってくれたの?』
向かいに居るラビ君とアレン君が息ピッタリにこちらを見る。アレン君の隣にいたリナちゃんも少し遅れて私を見る。私の隣にいる神田君は、今まで通りペンをスラスラ走らせていた。3人は顔を見合わせてコソコソ話を始めた。…訊いちゃいけないことだったのかな?すると、ラビ君がニヤニヤしながら口を開いて
「Aは、好きな人いないんか?気になるよな。ユウ。」
…答えになってませんよ!しかも何故神田君が登場するんだ?と思い、神田君の方に視線を向けると眉間に皺が寄っている。ラビ君に続いてアレン君もニヤニヤしながら言う。
「ラビ!そんな事言ったらバレてしまいますよ!ね、神田!」
「…テメェら、刻むぞ」
神田君が黒いオーラを出す。後ろに鬼が見えるよ!
「だって見ててうっとうしいんさ!」
「神田のためにAを呼んだのに、なにも進展ないから手伝ってあげたんです!バ神田!」
といって、どこかに走り去っていった。(いや、逃げたの方が正解かも…)
「私、2人探しに行ってくるね。」
『うん。』
そう言ってリナちゃんはスタスタと行ってしまった。…神田君と2人きりだ。なんか緊張する。神田君との妙な距離感に私がモジモジしていると
「A…さっきのラビの質問…どうなんだ?」
神田君はノートを見つめながら言う。手はペンを持ったまま動いてなくて…どこか不安そうだった。 …いないよ。と私がそう言うと、神田君はホッと静かに肩を下ろし、ボソッと呟いた
「…じゃぁ、俺にも可能性はあるな」
何が?と訊くと、持っていたペンで私の頭をぺチッと優しく叩いた。(うっ…!)
「お前はまだ知らなくていい。」
そう言って頬杖をつき、私を見てフワッと微笑む。
『っ〜〜〜///』
キュっと胸のあたりが狭くなって、視線をそらす。 ……私、どうしちゃったんだろう?///
(あぁーっ!なんかもっとうっとうしくなったさ!)
(いっそのこと神田の気持ちバラしましょうか?)
(…2人とも!!)
黒板掃除〜ラビ(ちっこいからな) リクエスト!→←満腹(………ぐぅ〜)
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ozだぁ〜 - もう、みんなかっこいいです!特に神田ユウ様っ!!また読み返します! (2021年4月29日 13時) (レス) id: 23f9dcf647 (このIDを非表示/違反報告)
鈴音(プロフ) - ホント久しぶりーー!!またよろしくねー(*´∀`) (2017年3月6日 22時) (レス) id: 01d6e1d1a3 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - 桐宮さん» 初めまして!遊びに来て頂けてとても嬉しく思います!!面白いって言ってくれるなんて!!涙が出てきた!笑 これから再開しようと思うのでよろしくです!! (2016年12月28日 20時) (レス) id: d2295ce07c (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - 鈴音さん» ひさしぶりー!!!!ずっと更新してなくてごめんー!!また再開しようと思うのでよろしくです!! (2016年12月28日 20時) (レス) id: d2295ce07c (このIDを非表示/違反報告)
桐宮 - 初めまして☆ 続きあるんですね?あ、脅しじゃないですよ。これ面白いから、続き読みたいなー。なーんて思ったわけですよっ☆ 頑張って下さい! (2016年12月1日 2時) (レス) id: a7d473c89c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆちろ | 作成日時:2015年3月18日 17時