170 ページ20
ー今市sideー
雑誌のインタビューが終わった時だった。
眉間にシワを寄せた直人さんが俺のところにやって来た。
一体どうしたのだろうか。
直人「隆二。ちょっと。」
今市「あ、はい。」
直人さんに連れられて、ひと気のない廊下に出た。
直人「ー…今から、HIROさんの所に行くから一緒に来て。その前に、これ見て。」
今市「え。なんすか…。」
直人さんが差し出したのは2枚の写真。
俺はその写真を見て言葉を失った。
直人「これ、隆二だよね。やっぱり。」
それは、Aが酔いつぶれて眠ってしまったあの日。Aを抱えてタクシーに乗り込む姿と、そのまま臣のマンションに入って行く姿。
記者につけられてたんだ…。
今市「…自分ですね。軽率でした。すみません。」
直人「詳しい理由は後で聞くから。とりあえず、HIROさんの所に行くぞ。」
三代目の大切な時期に。
最低だ。
人の目を気にしなさすぎた。
みんなに申し訳ない…。
ー…Aは？
Aはゴーストライター。
4年間秘密を貫いてきたのに。
素性を知られたら絶対にまずいはず。
そして、あいつのことだから、これを知ったらすごく責任を感じるはずだ。
俺のせいだー…。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 574人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kanna(プロフ) - 美於さん» ありがとうございます！ (2016年9月13日 21時) (
レス) id: 97b1d39c7b (このIDを非表示/違反報告)
美於(プロフ) - kannaさん» 頑張ってください！！ (2016年3月11日 17時) (レス) id: cb3f3a70f0 (このIDを非表示/違反報告)
kanna(プロフ) - manareo0113さん» ありがとうございます！すごく亀更新にはなってしまいますが、完結までは頑張りますので！ (2016年2月19日 0時) (レス) id: 332092df94 (このIDを非表示/違反報告)
kanna(プロフ) - 美於さん» ありがとうございます。お返事遅くなってごめんなさい！がんばります！ (2016年2月19日 0時) (レス) id: 332092df94 (このIDを非表示/違反報告)
manareo0113 - kannaさんのペースでこれからのお話投稿していってください!!楽しみにまってます★ (2016年1月11日 1時) (レス) id: e54fdd60ab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：kanna | 作成日時：2015年7月12日 14時
