少女と薔薇と蝙蝠さん〜プロローグ〜 (ページ37)

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1人、部屋の中でセブルスは呆れたように呟いた

『あ〜教授遅いですよ〜！
　冷めちゃいますから早めにどうぞ！
　白米とお味噌汁と焼き魚、
　ほうれん草の煮浸しです！
　今日は自信作なんですよ〜♪』

セ「ハクマイ…？
　貴様の国の食べ物だな」

『そーです！
　こっちで言うパン見たいな感じで
　主食なんですよ〜
　おかずと交互に食べると美味しいですよ！』

セ「本当だな。
　この方が単体で食べるよりも美味しい。
　どれも味があっさりしているのが良いな。」

『ほんとですかー！！
　お口に合ったようで良かったです♪
　夜はなにたべましょーかねー♪』

セ「朝食をとっている最中にもう夕食の話か。
　夕食より昼食について考えるべきでは？」

『お昼ご飯はもう決まってるからいーんですよ！
　あ、そうだセブルス教授は
　食べられないものとかありますか？
　昨日今日で味付けの濃いものよりはあっさり
　したものを好まれる事は分かりましたが、
　他に何かあれば教えて下さい』

セ「特にこれといって食べられない物は無い。
　強いて言えば、貴様の言う通り味の濃いもの
　脂っこいものはあまり得意ではない。」

『なるほど…
　了解しました！！』

そんな感じで教授との1ヶ月は終了した。
この1ヶ月で私の集中力は爆上がりし、
そして睡眠時間は激減した。
何故なら朝は予習、昼は教授とマンツーマンで
授業、夜は復習。
それに加えて家事もしなければならない。
自分の身支度の時間を減らせば良いと思った
そこの貴方、どスッピンで推しに会えますか？
無理ですよね？
という事で、私は短い時間で集中して
問題集を進めるという事に特化した人間と
なったのである。

結局最後の日も

セ「やっとまともに薬品が作れるようになるな」

なんて言いながら帰っていった。
(ダーズリー家に2、3回遊びに行っただけで、
そんなに騒がしくした覚えはないんすけどね…)

まぁ、とりあえず明日からはクィリナスか…
小説ではハリーと握手する時
普通に握手してたから、まだ大丈夫かもって
思ったけどニンニク臭がする時点でアウトだな…
今のところは映画通り、か。
とりまクィリナスと普通に喋れるようになろ！
いけるでしょ！第一印象は良いはずだし！