少女と薔薇と蝙蝠さん〜プロローグ〜 (ページ18)

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ミネルバに教材を借りて部屋に戻った私は
とりあえずベッドにダイブした。
昼寝した時はあまり気が付かなかったが
なんだかちょっとカビっぽい気がする…

そんな時は〜
ﾃｯﾃﾚｰ！ファブ○ーズ！

いや〜使うかわかんなかったけど
持って来といてよかった〜！

そんなこんなでベッドに入って明日のことを考える。

明日は〜、魔法薬学の予習と〜、防衛術か変身術の予習しよ〜かな〜

『……あれ？
　私、杖持ってなく無い？？
　え、ヤバくない？魔法使えないじゃん！
　とりあえず明日起きたらおじいちゃん
　に相談だな…。
　よし、疲れた！寝よう！』

私は疲れていたのか大きな一人言を言った
数秒後には夢の中だった。

次の日☀️

セ「きろ、起きろ、
　まぁ起きなくても良いのだぞ？
　起きないのであれば我輩は貴様なんかと
　一緒に今日、ダイアゴン横丁へ行くなどと
　いう仕事が無くなり、ゆっくりとした
　休日を過ごせるのだ。
　まぁ、貴様は朝食を食べ損ねる事に
　なるだろうがな。ﾌｯ」

私は小鳥の囀りで目覚める訳でも
スマホのアラームで起きるのでもなく
推しによる嫌味で目が覚めた。

『あれぇ？セブルスきょーじゅ？
　なんでいるの？あぁ、起こしに来てくれたの？
　ありがと〜╰(*´︶`*)╯』

セ「校長に言われたからな。
　おい、二度寝するな。」

『んぅ…。
　まだ、ねてたいけど、べんきょーしなきゃ…。
　それに杖もないし…。
　…杖？
　！！ダイアゴン横丁！！！
　教授さっきダイアゴン横丁がなんとかって
　いってたよね？！！』

セ「起きたと思ったら騒がしい、全く…。
　あぁ、校長から杖や学用品を買って来るよう
　に言われている。」

『一緒に？！一緒だよね！
　私、ダイアゴン横丁のお店わかんないもん！』

セ「朝から騒ぐな。
　先程も言ったが、朝食を食べ損ねますぞ？」

『急いで準備するから、先行ってて！！』

セ「貴様が大広間にたどり着けるのを
　楽しみにしておりますぞ。
　朝食如き食べられぬのであれば、
　ダイアゴン横丁なんぞ行かれんからな。」

『道は覚えましたから、
　大広間までは行けますよ！
　すぐ行きますから！
　じょあまた後で！！』

そう言って、推しとのお出かけが決まって
テンション爆上がりの私は大急ぎで
準備に取り掛かった。