【utit】 歌い手Lifeは知っている 【探偵チームk/z事件ノート】

第十六曲目　彩side. ページ22

「ってことで、アップしといたよ〜。」

『どういうことで？？』

いきなり家に来たと思ったら、よく分からないことを言い出すつっきー。

だんだん96に似てきたね。


『わざわざ言わなくても、ついったぁ見ればわかるよ？』

「へ、」

え、どうしたの？急にそんな可愛い声出して。

……なんか嬉しそう？

「ん……俺のついったぁ見てくれたの？」

『……？そりゃぁね。私つっきー大好きだから。』


……え、なんかすごいこと言った気がする。

『ま、待って！忘れて今の！』

「無理、心に焼き付けた……。」

あぁぁぁ、もう遅い、後の祭りだけどすごい恥ずかしい……。

消えちゃいたい。いや消したい、記憶消したい。つっきーの。

熱が集まったままの頬を隠して、しゃがみこんでしまう。

うぅぅ……やってしまった……。

これ、砂原の時もやった気がする。学ばないなぁ、私……。

反省しながら、そっとつっきーの方を見る。

「へへ、」

うわ、可愛い。

まぁ……喜んでくれたなら、いっか……。(諦め)


「お邪魔しや〜す！」

96？え、呼んでないよ？

アポなしも唐突な行動もいつものことか。

「あれ？つっきー？……何この状況。」

96がまともみたいになってる。

「ん、……なんでもない。」

「絶対なんでもなくないやろ！吐け！吐くんだぁ！」

天「なんでもなくなくないっ！」

何その言い争い。

これ以上続いたら読むの大変だよ。

読者様、いつもありがとうございます。作者に変わって言っておきます。

『二人とも、落ち着いて？ね？』

「む〜……まぁ彩が言うんやったら……。」

「俺の扱い酷くない？」

気のせいだよ、たぶん。

『で、96は何しに来たの？』

「コラボの相談しに来た！」

それはラインじゃダメだったのかなぁ……。


「っていうのは口実で、彩に会いたくなって！」

『ほんと？それは嬉しい。』

こういうとこ可愛いよね。

『じゃ、せっかくだからコラボの相談もしよっか。つっきーの意見も聞かせて？』

「……！！もちろん！」

なんかしゅんってしてたから話しかけたら、パッと笑顔になった。

え、可愛い。←

「よかったな、つっきー。放っておかれて寂しかったもんな？」

「96ちゃんうるさい！」

96月仲いいよね、やっぱり。

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