俺にしときぃー！！

episode 28 ページ32

そんなこんなで大型連休がもう終わってしまう･･･
明日私は帰らなければいけない･･･


なんだか本当に怒涛の連休だった


久しぶりに充実した連休を過ごすことができて、
本当に名残惜しい


それもこれもなるせのおかげだから、感謝しかない


そんな彼は、というと、
今は作業部屋？にこもって作業中
明日帰るからまたしばらく会えなくなる
寂しいと言えば寂しいけど、仕事だから仕方ない


まあ、暇だしそろそろ荷物でもまとめ始めようか、
と洗濯物や荷物をまとめ始めた
ついでに部屋の掃除とか冷蔵庫を確認して足りなさそうな食材をメモしていると、
ひと段落したのかなるせがやってきた


「なにしてんの？」
「んー、掃除とか、買っといた方が良さげなものとかメモしてる」
「そんな、悪いな･･･」
「好きでやってるからw」


それでも申し訳なさそうな顔をするなるせに、
律儀だなぁ、と思っていると、あ、そうだ！っとぱっと表情が変わった


「今日飲みに行きませんか？」


改めてなんかこうきちんと言われることに
なんだか違和感を感じる


「･･･大丈夫だけど、、」
「ぅしっ！！」
「？？？」
「楽しみにしといて！」


と言うとそそくさと準備に取り掛かり始めたなるせ
どこに行くの？と聞いたとして、答えられても
どこかわからないから、聞くのはやめて
大人しく楽しみにしておくことにした


じゃあ私も化粧とか気合い入れようかな〜と
キリのいいところで家事を終わらせ、支度にとりかかった


.

.

.


それからお洒落な個室居酒屋に来た私たち
店員さんに案内され、部屋へ入ると、
私は開いた口が塞がらなかった


てっきり2人で飲むもんだと思っていた
その個室の中には、一方的に見知った顔がいたのだ


「「あ･･･はじめまして〜！！」」


そう言いながら立ち上がって挨拶をしてくれる2人
あらなるめいのあらきさんとめいちゃんさんだった


「あ、あぁ！！はじめまして！」


あまりの驚きにとぼけた顔をしていたのを思い出し、
挨拶を返すと、後ろからニヤニヤしてるなるせに背中を押され、席へと腰を下ろした


このなんとも言えない気まずさに、縮こまっていると、
店員さんがファーストドリンクを聞いてくれたため、
一旦この気まずさも和らいだ


ちょっとなるせとちゃんとお話したいですね

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