【3z】君が俺のそばにいてくれればそれでいい。【沖田総悟】

第35話【事件です!!】＿貴女side ページ36

＿貴女side







＿＿＿それは、起こってしまった。
ある日の午後。私はあまり使われない階段の踊り場に追い込まれた。






・






「A。」


「なっ何。」

「日曜、空いてるか？」


ほ〜んの少しだけほっぺを染めた総悟はいたって真面目な顔。
それにショートする私の脳内。


「は･･･？」

「は？」

「いや･･･まぁ、空いてるけど･･･？」

「ふ〜ん、なら良かったでさァ」


それだけ伝えるとどっかに行こうとしたので全力で止める。


「待て、それがなんだ。」

「は？」

「だから、なんで日曜？なんで私？」

「なんでィ、俺からの誘いを断る気ですかィ？」

「いや･･･違うけど･･･」


本当になんだか可笑しい総悟。

って言ったらキレられそう。






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿＿＿






「ま、そういうことでィ、ちゃんと教えた通りに来るんだぜィ」


「う、うん･･･わかった･･･」

取り残されたのは私と遊園地のチケットだけ。


「(あの総悟が遊園地に誘ってくるなんて･･･)」


事件だ。


私は総悟が行ってしまったことを確認し、




「きゃぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」




窓の外に向かって喜びを叫んだ。

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