【3z】君が俺のそばにいてくれればそれでいい。【沖田総悟】

第２話【クラス】 ページ3

「あーあー、いっぱい人集まってるね」

「そうですねィ」


玄関の向こう側には人だかりができていて壁には新しいクラスのことが書かれていた。
アルファベット順に並べられた神にはたくさんの生徒の名前。


「じゃあ私、先見てくる」

「へい」


Aが人だかりに消えていくのを感じながら、桜を見る。

たまにくる逆ナンを適当に返しつつ、俺はAを待った。






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たったった、と人だかりから走る音がして振り替える。

Aだ。


「総悟！
あのね、あのね、
ﾊｧ、ﾊｧ」

「何でさァ」


Aが目を輝かせながら、でも息が切れていて。
ほんの少し、胸が波うつ。


「同じ、クラス！

ﾊｧ･･･私と総悟、同じクラスなの！」

「!!

･･･そうですかィ」

「な、に、それ･･･ﾊｧ、反応、うっす･･･」


いいや、すごく嬉しいでさァ。
今までで、1番。

なんて、言えやしねェけど。






・

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