【3z】君が俺のそばにいてくれればそれでいい。【沖田総悟】

第15話【最低】＿貴女side ページ16

＿貴女side







私が泣き止んで、ありがとうと言って帰ろうとしたら、総悟は

「なんでィ、お前が払うはずだった金、俺が払ってやったってェのにねィ･･･帰るんですかィ？」とか言いやがって、私がちょうど5000円を持ち合わせていない事を知っていて言った。


じゃあ、取りに帰る。とか言ったら今度は「それじゃあ、遅い」とか言って「飯作れ。」とか言ってきた。



いや、飯作るより取りに帰った方が断然早いけど？みたいな。
馬鹿なの？みたいな。









で、飯作ってやって味は？と聞くと「まぁまぁ」という反応。


マジで殺したろかと思いました。(作文？)









＿＿＿で、現在。

何故か私は総悟とテレビを観賞中な訳で。




･･･ていうか、総悟は“あの件”について何故か全く触れてこない。









もしかしたら、気を使ってくれているのかもしれない。


そうだとしたら今日の総悟は当たりだな。

･･･って言ったら毎日の総悟はハズレじゃん。





まぁ、いいや。こっちから聞いちゃえ。


「･･･総悟。」

「ん？なんでィ」

総悟はテレビに夢中だ。


「あのさ、昼にあった事件さぁ･･･」

「あ、それずっと聞こうと思ってた」

「え!?」


すると総悟はテレビを消してこちらを見る。


「…で、神威とはどういう関係なんでィ」


うわぁ…直球だぁ…






私は堪忍袋の緒が切れて、家を出て行った。

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