【3z】君が俺のそばにいてくれればそれでいい。【沖田総悟】

第12話【混乱】＿総悟side ページ13

＿総悟side






「じゃ、もうそろそろ行くか」

「うん」


Aがレジに向かおうとした。






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―――その時だった。






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「あれー？Aじゃん」

「!!?」


神威を見た瞬間、Aは目を丸くさせた。


「かっ神威･･･」

「あ？A…あいつのこと知ってんのかィ？」


もいかしたら本当にさっきの電話の相手は神威だったのかもしれない。
嫌な気が確信に繋がってしまいそうだ。


「どうしたの？そんな顔しちゃって」

「･･･」


Aは神威の言葉に未然として反応は見せなかった。
表情は既に睨みを利かしていて、俺も見たことが無いような目をしていた。

どうにもヤバイと覚った俺は
Aの手を掴んでレジに走った。

ポケットの中から5000円を取り出してレジに置いた。

そのまま俺達は店から出てきた。








何故か逃げるように店から飛び出してきた俺は、
ただAの手を引くことしかできなかった。

ふとAの顔を見ると目には涙が浮かんでいた。

わからない。Aのことが。
わからない。アイツとの関係が。
わからない。なんで泣いているのか。






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