46話｢変わる2人は｣ ページ47
家に着いた途端 Aは服を着替えすぐさま自室に戻って行っていた。
一緒に住んでいるとはいえ必要最低限 Aの部屋には行かねぇーから部屋がどんな風かは知らない。
1人になり昨日、太宰と会ったことを思い出した。
____昨日
「なんだよ。こんな所に呼び出して」
「そんなに怒らないでくれよ。Aの事だからさ」
とある廃墟ビルにポートマフィア幹部 中原中也と
武装探偵社 社員 太宰治が揃っていた。
中原はAと言う名前を聞いた途端に気に入らなさそうな顔をした。
「まぁ先に...Aの事、ちゃんと面倒を見ててくれてありがとう」
「...は？」
太宰の言った言葉に中原は目を開いた。
まるで信じれないものを見るように太宰を見ていた
「マフィアを抜けた後にAの事が心配でこっそり見に行ったんだ。そしたら 中也と仲良く 楽しそうに笑ってて羨ましかったけど正直 安心した
...中也ならAの支えになってくれるって」
太宰は巫山戯た顔でなく真剣な顔だった。
その顔を見た中原は小さく笑った。
「手前でもしっかりした兄貴をやってたんだな」
「...大切な妹を1人にする兄をしっかりなんて言わないよ」
「手前にとっちゃそんなんだろうな」
2人は1人の少女の兄だ。
2人とも少女...Aの事を1番に考えて行動する。
太宰が行った行動もAの事を考えてやったものだと中原は理解していた。
「所で...それだけを言うために俺をここに呼び出したんじゃねぇーよな？」
「勿論さ。本題はここからだ。
今日、私はAを混乱させる事を言う。
それを言ったらマフィアに帰って変な行動をとってもおかしくない...だからこれから数日はAから目を離さないで欲しい」
「なんだよそれ。その詳しい内容を教えろ」
「それは出来ない。Aの為に」
睨み合うが中原が折れた。
「けっ...手前の事だからAを傷付けることは言わねぇーと思うがもし、言ったら分かってんだろうな？」
「わかってるよ」
太宰のその言葉を聞くと中原は扉の元へ足を進めた。
「Aの事、頼んだぞ」
「任せなよ...相棒」
2人は目を見て言った。
その姿は双黒と呼ばれていた頃と変わっていた。
相手の事が嫌いでも妹の事となると変わる兄達
妹の幸せを1番に願う2人は
少女にどの道を選ばせるのだろうか。
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続編行きます()
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yukinoyado(プロフ) - 和菓子さん» おぉ！！ありがとうございます！！更新頑張りますっ！ (2018年5月6日 18時) (
レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
和菓子 - 1話1話、最後のまとめ方が凄い…！ 更新待ってますね！ (2018年5月3日 20時) (レス) id: de9df62b61 (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 夏咲 ゆきあさん» いえいえ。こちらこそありがとうございます！ (2018年4月30日 17時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
夏咲 ゆきあ(プロフ) - twitterではありがとうございました。応援してます。更新頑張ってください！ (2018年4月29日 23時) (レス) id: 9c923fb67a (このIDを非表示/違反報告)
yukinoyado(プロフ) - 凛歌さん» ありがとうございます！頑張りますっ！！ (2018年4月29日 23時) (レス) id: fcd1afde8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yukinoyado | 作成日時：2018年3月31日 13時
