正直者と嘘つき少女 (積木咲良&紺堂日暮&柳原空乃) ページ30
日暮「ごめん、遅くなっちゃった」
咲良「大丈夫だよ」
日暮「ありがとう、咲良」
空乃「日暮センパイ、ほんとにトイレ行ってたんですか?」
日暮「そうだけど何だい?」
空乃「……遅かったですね」
日暮「ちょっと混んでたんだ。
あれだね、トイレに長居しないでほしいね。ただでさえ、女子トイレは混むからさ」
空乃「…………」
日暮「信じてないのかい?」
空乃「…いえ」
日暮「さぁ、話してないで試合を見ようよ。
我らが日本代表の勇姿を、さ」
空乃「……正直、あたしは日暮センパイが怖いです。
日暮センパイは、考えてることがわかりづらいし、言ってることが本心かどうかわからないから……」
日暮「君は正直だね、空乃」
空乃「……それがあたしの長所だって、王帝月ノ宮では言われてました」
日暮「いいかい?
長所と思っていても、短所だと感じる人間だっている。
正直すぎると、
身を滅ぼすかもしれないよ」
空乃「っ……」
日暮「空乃、
君は人を騙すということを覚えたほうがいいかもね」
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作者名:神田・スカーレット x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kandada/
作成日時:2019年9月23日 8時