林檎が五つ ページ6
私の目を隠していた眼帯の紐がぷつん、と切れ、ひらひら地面に落ちた
『〜っ！！』
咄嗟に目を隠す
姉様を除いた三人が、後ろで息をのむ音が聞こえた
｢こりゃ・・・｣
見られた、まずい、見られた！
｢可愛い顔してんじゃん、お前｣
『・・・え？あ、ありがとうございます』
しばらく見つめあっていたが、その間に姉様が包帯を取りだし、電光石火の速さで私の目に包帯を巻いていく
『ね、姉様ありがと｢お前、目を怪我しているのか？」・・・えと。』
さすがに＜私左右で色が違うんですぅ〜＞とは言えない
私の目の話は大陸を超え、今じゃ都市伝説となりつつあるからだ
｢なぁ？」
彼の指が包帯をなぞった その時
｢あの！・・・手首、怪我してる」
姉様ぁぁぁぁ！！
｢私薬剤師なんで、湿布薬持ってるの。よければ使って？」
この心遣いに私は惚れそうです
｢ふーん・・・いらん。」
え。
｢毒かもわからんものをいきなり差し出されて使えるか！森の小人じゃあるまいし、他人をあっさり信用できるか！」
さぞかし立派なご身分何ですねぇ！？
大好きな大好きな姉様を侮辱された私は、彼の剣を手に取り
｢お？」
ゴスッ
自分の右腕におもいっきりぶつけた
『いっ・・・つー』
｢A！？」
｢お前、何して・・・！！｣
『姉様、湿布薬を貸して下さい』
痛みで涙目になりながらも、蓋を空けて腕に塗る
『生憎、姉様も私も、毒を持ち歩く趣味はないんです』
皆ポカーンとしている
やり過ぎたかな・・・
｢ククッ・・・｣
俯いていた彼から、笑い声が聞こえた
｢ははっ、やられたなゼン！！｣
後ろの男の人も続けて笑い出す
｢ハハ、それは悪かった。｣
｢よろしく頼むよ、A。｣
痛さで私の目尻に浮かんだ涙を拭い、その手で私の頭を撫でた
・・・カッコイイなぁ
『でもごめんなさい。』
｢ん？どうしたA。｣
『えっと・・・さっきぶつけた腕が利き腕で。』
森に笑い声が響いた
｢ゼンだ」
よろしくな！そういってゼンさんは私達の頭を叩いた
(｢ゼン、あまりいちゃつかないで欲しい｣)
(｢うらやましいか？｣)
(｢Aに関する事は私を通して！」)
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かるp(プロフ) - 赤司ありあさん» 返信遅れてしまい、すいませんでした。赤司ありあ様、コメントありがとうございます！どストライクですか！？ハートを射る事が出来て嬉しいです。勿論頑張っていきたいと思います！ (2016年2月14日 20時) (
レス) id: 3ac4b62ad0 (このIDを非表示/違反報告)
赤司ありあ - おっ！これはエンペラーアイですか？wこれは、もう度ストライクですね！大好きです！！これからも読まさせて頂きます！！頑張ってください (2016年1月1日 19時) (レス) id: 63ba2608d2 (このIDを非表示/違反報告)
かるp(プロフ) - 猫型。さん» 猫型。様、コメントありがとうございます！最近更新が停滞気味で・・・。しかし尊敬してもらえるとは、とても嬉しいです！ (2015年11月14日 19時) (レス) id: 3ac4b62ad0 (このIDを非表示/違反報告)
猫型。 - 作者様の書く小説のリズムテンポが素晴らしすぎて毎度尊敬してしまいます…(,,´ω`)赤髪の白雪姫、面白いですよね！ (2015年10月6日 19時) (レス) id: bf9ac0b0e3 (このIDを非表示/違反報告)
かるp(プロフ) - +*+*はりゅりゅ*+*+さん» まじです！ゼンさんもオビさんも見る度数秒手を止めて見入ってしまいます（毎ページ）！オビさんのボケもかなり好きです！ (2015年8月16日 22時) (レス) id: 3ac4b62ad0 (このIDを非表示/違反報告)
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