林檎が十七個 ページ19
『んー・・・、』
窓を開けて、思い切り伸びをする
外は小鳥のさえずりが聞こえた
私達は今、クラリネス王国にいる
ゼンさんに連れてきてもらい、ここで二人暮らしをしているのだ
毎朝交代制の朝食
今日は姉様の担当だ
ｺﾝｺﾝｯ
軽いノックが聞こえた
｢Aー、ドア開けてあげて！」
『はい、姉様！』
｢おはようAちゃん白雪ちゃん！ほれ、焼きたて持ってきたよォ！」
『うわあ美味しそう！私が預かっておきますね！』
｢ふふ、ありがとうAちゃん、相変わらず可愛いわねぇ。」
パンを受け取りおばさんと雑談をしていると、姉様がサラダをを持ってきてくれた
サラダを持ったおばさんは廊下に出て、私達に声をかけてから歩き出した
｢よし、Aいこっか！」
そう、今日は仕事を探さなければならない
朝食を食べた私達は、早速町へ繰り出した
『んっと・・・姉様、ここです！』
私達が探していたのは、薬剤師として働ける所
前に営んでいたから、やりやすいと思ったからだ
店の中に入り働かせて欲しいと話すと、案の定髪と目の事を指摘されてしまったが、もう一人の働き手であろう女の人に注意をされてしまっていたので、どうやら詳しく話す必要はないそうだ
店の中には、うちにはなかった薬草が沢山あった
女の人はその中から薬草をとり受付へ向かう
しかし。
『彼がお得意様ですか？』
受けとった人が、私よりも若い、小さな男の子だったのだ
男の人は言った
｢そうだ。まだ若いが、れっきとした宮廷薬剤師なんだ」
『宮廷・・・？』
首を傾げた私に、男の人は丁寧に教えてくれた
宮廷に使える薬剤師は一流の知識と腕を持つ者しかなれないが、クラリネスは優秀な人材なら誰でも支援するらしい
『凄い＿クラリネスは、薬学への意識が高いんですね』
感心したように言うと、彼は一枚の紙をくれた
｢宮廷薬剤師の募集用紙だよ。年に一回実施される試験に合格すると、見習いとして宮廷で働けるのさ。」
そういってお得意様に挨拶をすると私の方を見て
｢まあ薬剤師なら受けて見ればいいんじゃないか？結構な難関だがね。」
結局姉様はそこで働かせてもらうことになり、私は宮廷薬剤師を目指すことに決めたため、一生懸命勉強する事にした
＿＿が、やはり見たことのない物もある
それらを見に行くついでに、ある人に会いに行く事にした
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かるp(プロフ) - 赤司ありあさん» 返信遅れてしまい、すいませんでした。赤司ありあ様、コメントありがとうございます！どストライクですか！？ハートを射る事が出来て嬉しいです。勿論頑張っていきたいと思います！ (2016年2月14日 20時) (
レス) id: 3ac4b62ad0 (このIDを非表示/違反報告)
赤司ありあ - おっ！これはエンペラーアイですか？wこれは、もう度ストライクですね！大好きです！！これからも読まさせて頂きます！！頑張ってください (2016年1月1日 19時) (レス) id: 63ba2608d2 (このIDを非表示/違反報告)
かるp(プロフ) - 猫型。さん» 猫型。様、コメントありがとうございます！最近更新が停滞気味で・・・。しかし尊敬してもらえるとは、とても嬉しいです！ (2015年11月14日 19時) (レス) id: 3ac4b62ad0 (このIDを非表示/違反報告)
猫型。 - 作者様の書く小説のリズムテンポが素晴らしすぎて毎度尊敬してしまいます…(,,´ω`)赤髪の白雪姫、面白いですよね！ (2015年10月6日 19時) (レス) id: bf9ac0b0e3 (このIDを非表示/違反報告)
かるp(プロフ) - +*+*はりゅりゅ*+*+さん» まじです！ゼンさんもオビさんも見る度数秒手を止めて見入ってしまいます（毎ページ）！オビさんのボケもかなり好きです！ (2015年8月16日 22時) (レス) id: 3ac4b62ad0 (このIDを非表示/違反報告)
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