林檎が十二個 ページ13
｢＿＿しかしまさか隣国の王子に毒を盛られるとはな、ラジ殿。」
怒気を含んだ表情でラジ王子に歩み寄るゼン
ラジ王子は顔に汗を張り付け必死の弁解をする
｢ぼっ、僕が！いや私が毒を持った証拠など！」
｢いくらでもあるのでは」 ｢正式な場で真偽を求めてもよろしいが」
そこにミツヒデさんと木々さんが針をさす
ゼンさんに取引を持ち掛けられたラジ王子は、すっかり怯えていた
｢お前だって・・・！」
ラジ王子はいきなりゼンさんを指差し、叫んだ
｢お前だって、未来を見通す目を持つ者がいるとしれば欲しがるのは当然だろう！しかもこの瞳を持つ者は、世界中を探してもこの娘と赤の帝国第一王子のみなんだぞ！」
｢！！」
｢人間兵器としても｢黙れ。」＿っ、」
ゼンさんはラジ王子をギロリと睨み、勢いよく剣を向けた
＿＿今まで沢山の人に言われてきたけど、慣れるもんじゃないなあ
しかし私は同様を見せぬよう、拳を固く握り前を見据えた
｢さて・・・バカ王子、今回のお前の愚行を公にされたくなければ、二度とAに関わる事も、その口でAの名を呼ぶこともしないと誓え」
｢何故A殿のののっ！？」
剣を向けられ腰が抜けたのかバルコニーまで転げ落ち、全力で誓うと約束した
すると満足そうな顔のゼンさんがこっちを向いた
｢A、お前も何かいってやりたいことが山ほどあるだろ？」
『＿へ？』
｢文句を言うなら今だぞ、思い切りいけ。」
姫抱きのままで行こうとしたゼンさんに私は大丈夫です、行かせてください
そう返事をして、バルコニーに倒れているラジ王子の前に立ち、お見舞いの品といって、林檎を差し出した
『腰を抜かされているそうなので＿それと、ゼンさんに早く薬を。』
全てが終わり、私達が帰ろうとした時、ラジ王子の側近が後ろから私を呼びかけた
ゼンさん達は馬車の準備をしてくれている
｢これは私が耳にした話ですが＿赤の帝国の第一王子が軍を引き連れ、貴方を探しているそうです。」
『・・・そ、ですか。』
それだけ返してゼンさんのところに帰ろう、と思った矢先。
急に足元がふらついて、ゼンさん達が大声で私の名前を呼ぶ声を聞いたのを最後に
目の前が真っ暗になった＿＿
(｢A、A！！」)
(｢ゼン落ち着け、取り合えず帰って白雪に見せよう」)
(｢＿＿ああ、」)
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かるp(プロフ) - 赤司ありあさん» 返信遅れてしまい、すいませんでした。赤司ありあ様、コメントありがとうございます！どストライクですか！？ハートを射る事が出来て嬉しいです。勿論頑張っていきたいと思います！ (2016年2月14日 20時) (
レス) id: 3ac4b62ad0 (このIDを非表示/違反報告)
赤司ありあ - おっ！これはエンペラーアイですか？wこれは、もう度ストライクですね！大好きです！！これからも読まさせて頂きます！！頑張ってください (2016年1月1日 19時) (レス) id: 63ba2608d2 (このIDを非表示/違反報告)
かるp(プロフ) - 猫型。さん» 猫型。様、コメントありがとうございます！最近更新が停滞気味で・・・。しかし尊敬してもらえるとは、とても嬉しいです！ (2015年11月14日 19時) (レス) id: 3ac4b62ad0 (このIDを非表示/違反報告)
猫型。 - 作者様の書く小説のリズムテンポが素晴らしすぎて毎度尊敬してしまいます…(,,´ω`)赤髪の白雪姫、面白いですよね！ (2015年10月6日 19時) (レス) id: bf9ac0b0e3 (このIDを非表示/違反報告)
かるp(プロフ) - +*+*はりゅりゅ*+*+さん» まじです！ゼンさんもオビさんも見る度数秒手を止めて見入ってしまいます（毎ページ）！オビさんのボケもかなり好きです！ (2015年8月16日 22時) (レス) id: 3ac4b62ad0 (このIDを非表示/違反報告)
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