聞いてますか白石さん【鬼滅の刃】

白石さんが38人 ページ39

甘露寺side






Aちゃんと合同任務…！
皆はAちゃんと少しでもAちゃんと
一緒なのにずるいわ！

そう思っていた時期もあったけれど、やっぱり
柱としてじゃなくて、一人の親しい友だちとして
Aちゃんを護りたいし傷つけたくないから
いざと言う時に動けるか不安になる。









『蜜璃、待たせてごめんね』


｢全然待ってないわ！｣


『行こう』


｢あ、Aちゃん、そっちは逆方向！｣


『…ごめん』









恥ずかしそうに私に着いて行くと
私の手をぎゅっと握るAちゃん。

かわいい…っ！
ずっきゅんと撃ち抜かれた感覚になるが
顔に出さないように頑張って
Aちゃんの手を握り返す。

本当に小さい、可愛らしい、いい子…。
周りの殿方が放っとかない訳よ！









｢Aちゃんのそういう所私好きよ！｣


『…蜜璃の優しい所、好きだよ』








少し照れながらそっぽ向いて言うAちゃんが
愛らしくて少し意地悪をしたくなってしまう。

褒め慣れてないのかしら…？
そんな所も可愛い…！！
沢山沢山甘やかしてあげたくなっちゃうわ…！









｢わ、私Aちゃんの、優しくて、可愛くて、ふわふわしてて落ち着く雰囲気とか、ちょっとした可愛い仕草とか、人を背に隠して守るかっこいい姿とか！少しおっちょこちょいでっ｣


『も、もういい…！』


｢へ、まだまだあるのよ！？｣


『沢山、伝わったから
褒めてくれてありがとう…』


｢かわいいっ！｣


『う"ぬぅっ』

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