聞いてますか白石さん【鬼滅の刃】

白石さんが15人 ページ16

炭治郎side






そろそろ日差しが出てくると思い禰豆子を再び
背負い、Aを横抱きにして街がそろそろ
見えるであろう場所までやってきた。

腕の中で疲れて眠ってしまったAに目をやる。

睫毛長い、肌白い、やっぱりAは
飛び抜けて綺麗だと思う。







『変態』


｢Aは綺麗だなと思っただけじゃないか…｣


『炭治郎カッコイイよ』


｢何だか照れるな｣








眠そうなAが俺の羽織を再びぎゅっと握って
顔を填めてくる。

禰豆子も大丈夫か心配しているのか
ガリガリと箱を内側から少し引っ掻いて
確認しようとしているらしい。









｢大丈夫だ、禰豆子｣









そう言うとほっとしたかのように
小さく溜息を吐いて引っ掻いていた音が止まる。









｢A、そろそろ甘味処だぞー？｣


『降りる』


｢ああ、手を繋ぐか？｣


『おまじない』


｢よしよし！繋ごうな！｣








おまじないって、可愛いなあと和みながら
甘味処に入り団子を頼む。

可愛らしい恋人だと店主にからかわれるが
恥しさで何も言えなくなってしまう。









『照れてる』


｢照れてます…｣


『恋仲だって』


｢もう言わないでくれ…頭が爆発しそう…｣









団子を受け取ると、おまけで複数他の
お菓子を入れた、と少しふざけたように店主は言い
お幸せになとからかわれた。

俺とAは恋仲に見えてるのか…！
ちょっと幸せな気持ちになってしまう。









｢蝶屋敷までもうすぐだぞ｣


『ん』


｢帰ったら確りしのぶさんにただいまって
報告する事！｣


『分かった』


｢そしたら少し休憩しような｣


『うん』




ーーーーーー

10000hitとお気に入り100人突破嬉しいです。
最高順位が20の桁に…

これからも
聞いてますか白石さん
をよろしくお願い致します。

白石さんが16人→←白石さんが14人

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す