聞いてますか白石さん【鬼滅の刃】

白石さんが12人 ページ13

炭治郎side





『行ってくる』


｢行ってきます｣


｢行ってらっしゃい｣






しのぶさんににこやかに見送られ
蝶屋敷を後にした俺とA。

何やら最近はどこに着いてくるにも
人と手を繋いでいたが、いざ目にすると
モヤモヤするものがあって。








『炭治郎、ここ？』


｢いや、もう少し…先だな！｣


『分かった』







Aは俺には確り
受け答えをしてくれている。
嬉しい。

禰豆子も日が暮れている為かAの
隣でAの手を握りながら歩いている。

Aの事は確り覚えていたらしく
いつも長女だとお姉さんらしかった禰豆子も
Aには甘えていた。







『禰豆子、箱に入っていないと危ないかも。』


｢ムウ…｣


『ちょっと歩いたらちゃんと戻ろう』


｢ンゥー！｣


｢ごめんな禰豆子、帰りは一緒に行こうな！｣







本当は箱に入って欲しいが元気そうな禰豆子は
Aから離れようとしない為
少しの間だけ歩いて入ってもらう事になった。









｢静かだな｣


『お月様綺麗だよ』


｢A！？｣


『？』




ーーーーーー
2000hit、順位更新の通知驚きました。
なんだかお気に入りにしてくださって貰って
嬉しいです！

できるだけ更新頑張っていくので
今後共々よろしくお願い致します！

白石さんが13人→←白石さんが11人

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す