【呪術廻戦】黙ってろモブ２【男主】

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「てことで、みんなでAの家に乗り込みにいくよ」




任務も当分に間休みとなり俺は１年の奴らと共に授業を受けることになった

４組の机と椅子が並ぶ教室に俺は高校生だったことを思い出す






「そういえばアンタ、一週間後家に帰るように妹にしつこく言われてたわね」






悟の唐突に大事な事をサラッと言う性格に慣れたのか釘崎は特に反応なく左にいる俺の方を向く

四人一列。俺、恵、虎杖、釘崎と順番としては高専に入った順に着席

悟の気分で席替えがなされ、つい昨日までは足が早い順で虎杖、俺、恵、釘崎だった




『不動護摩供(ふどうごまく)がある』

「何それ」

「僕が説明しよう。皆さん黒板にちゅーもーく」




虎杖の問いに悟は黒板に絵を描き始めた。

下手ではないが上手くもない。よく見る鬼の絵が描かれる






「みんなに問題！人間の煩悩ってのは108個あるって言うけど、そういうのが集まって呪いができる。その呪いを祓って正しい道に導く慈悲深〜い仏様がいます。はい、誰でしょう」

「え、呪術師？」

「アンタは一回死んだから仏ってか」

「…」

「みんなさ表向きここは宗教系の学校なんだけど。まぁいっか。」







＿不動明王＿




黒板に書かれた文字を見て三人は「あ〜」とよく知りもしないのに反応だけはした。まぁ有名なやつだから名前だけ知ってるやつは多いだろう






『不動護摩供ってのは不動明王の加護を願う儀式だ』

「ふーん、それが桜庭とどう関係あるの？」

「Aはね、不動明王なんだよ」






その一言に三人はシンクロして悟に目をやり、次に俺を見て虎杖と釘崎はプフッっと笑いだす






「いやいやいや、アンタが慈悲深いとか笑わせんなって」

「五条先生、桜庭が仏ってｱﾊﾊﾊﾊ」

『なんかムカつく。殴っていい？』

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