❀23話 ページ25
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〜鬼灯side〜
問題が生じたのは、私とAさんが閻魔庁に来てから。
『あ、あのぉ…。私は何処に住めばいいのでしょう？』
働いてもらうために連れてきたのは良いとして、急な事で生活環境がまだ整っていません。
鬼灯「閻魔庁には獄卒に寮が設けられています。しかし、Aさんをすぐに住まわせられないのが現状です。」
『私、野宿でも大丈夫です。』
鬼灯「ダメです。」
地獄に来て1日目。
Aさんには、地獄での危機感がまるで無いようです。
『ん〜…、では篁さんの所でどうでしょう？』
鬼灯「貴女は今日から閻魔庁の者です。これ以上、秦広庁にご迷惑はかけられません。それに距離もありますからね？」
閻魔「ねぇねぇ､鬼灯く〜ん。」
まったくボケっとして、何がいい案でも出す気は無いのか。
鬼灯「なんです？いい案でもあるんですか？」
閻魔「鬼灯くんの隣､と言っても少し離れてるけど。イザナミノミコトが使ってた部屋さ、あそこ今は空き部屋だよねぇ？」
あぁ、そういえば。
私は閻魔大王第一補佐官・2代目なのです。1代目にはイザナミノミコト、通称イザナミが補佐官をしていました。
鬼灯「……今日のところは惰性を大目に見ましょう。」
『良かったですね､閻魔大王。』
鬼灯「では、その部屋を片すように伝えてきますので。Aさんは閻魔大王に、仕事の内容を聞いてください。」
ああは言ったものの、あの部屋はイザナミさんが伊邪那美殿へ隠居して以来ずっと物置になっている。
かなり埃っぽいはずなので、今夜泊められるか否か…。
だからといって初日に外泊は許可出来ませんし。
いっその事、私の部屋に泊めて………
鬼灯「いや､流石に…」
「あ〜鬼灯様だぁ〜〜！！」
「こら、走るなよっ！」
ブツブツ言っていると何やら賑やかな声が聞こえてきましたね。
鬼灯「唐瓜さん、茄子さん、お疲れ様です。」
茄子「お疲れ様でーーす！」
唐瓜「お、お疲れ様です!!」
正反対を具現化した様な二人組の獄卒。
唐瓜「深刻そうに歩いてましたけど、どうかしたんですか？」
鬼灯「いいえ、こちらの話ですよ。」
茄子「唐瓜、はやく金魚草みにいこう！」
今日は非番のようで、閻魔庁を探索しているのでしょう。
唐瓜「すみません、鬼灯様。失礼しますっ！」
茄子「唐瓜ー！はやくーーー！」
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西 - この方角に福があるはずです
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KΛNΛ(プロフ) - Namiさん» 白澤と同じで東洋医学の研究してたはずなので、多分作ろうと思えば作れるのではと！ (7月25日 21時) (
レス) id: 69c8e0248c (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 鬼灯さん、薬膳作れるのかな…？😅 (7月25日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
KΛNΛ(プロフ) - Namiさん» Namiさん、ありがとうございます( ߹ㅁ߹)やっと熱下がったので、頑張って書きますね！ (7月12日 13時) (レス) id: 69c8e0248c (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 夏風邪ですか…お大事に。鬼灯さんも待っててくれるはずですから。 (7月12日 10時) (レス) @page36 id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KΛNΛ | 作成日時：2023年6月11日 14時
