守ってあげる18 ページ20
あたしが名前を呼ぶと
黄瀬くんはフッと優しく微笑み
そしてまた女子たちを、今までに見たことのない怖い顔で睨んだ
女1「な、なんで黄瀬くんが!」
黄「かなっちを探しに来たんスよ」
あたし、あんなひどいこと言ったのに…
あたしの涙が黄瀬くんの頬に落ちた
すると黄瀬くんは上をむき、あたしの顔を見つめ
黄「もう、泣きすぎッスよww」
と言い、指で涙を吹いてくれた
女1「・・・なんで!?なんでその子にそんなかまうの!
あたしたちのほうが見た目も良いし、そんな子より黄瀬くんを楽しませることができるわよ!」
すると黄瀬くんは
黄「そーゆうとこっスよ!かなっちは見た目ばっかチャラチャラ気にしたり、自慢話ばっかりしたりなんかしない!自分を着飾ったりしない!」
そして黄瀬くんはもう一度あたしを見て
黄「俺はそんなかなっちを守りたいと思った。もっと話したい、一緒にいたいと思った。そして、いつのまにか・・・
かなっちのことが大好きになった(微笑み」
・・・・え?
それは、友達として?
女子たちはそれを聞き
「絶対許さないんだから」
と言って走って行ってしまった
貴「あっ、あの黄瀬くん…」
あたしが名前を呼んだ瞬感
黄瀬くんは壁にもたれかかりズルズルと下がり
座ってあたしを抱きしめた
黄「・・・ごめんね、ごめんねかなっち…
かなっちのこと守るって言ったのに、守れなかった、すぐに助けにいけなかった…」
黄瀬くん、声が震えてる
貴「黄瀬くん・・・泣いてるの?」
あたしが聞いても黄瀬くんは答えず
ただただ、あたしを抱きしめる力を強める
だけど、たまに黄瀬くんの肩がピクッとなって
鼻をすする音が聞こえるから
きっと、泣いてるんだと思う…
あたしは平気なのに
知らなかった…
男の子って強いイメージしかなかったけど
本当はすごく繊細で…
それに
あたしを思って泣いてくれる人がいるなんて…
あたしは黄瀬くんの背中に手を回し
そっと、抱きしめ返した
黄「ごめん・・・本当にごめん…」
貴「あたしは、平気だよ?
遅くなんてない、黄瀬くんはきて・・くれた…
あた・・しのた・・めにきてくれた…」
気付いたらあたしの目からも涙が出ていた
黄「・・・かなっちぃ…」
黄瀬くん
あたしは大丈夫だから
これ以上泣かないで…
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ななちん(プロフ) - さくさくころっけさん» 本当ですか!?ありがとうございます!!すっごく嬉しいです(o^^o) (2014年5月12日 22時) (レス) id: 01916a108a (このIDを非表示/違反報告)
さくさくころっけ(プロフ) - この小説とても面白いです! (2014年5月12日 21時) (レス) id: 97ea78ee3e (このIDを非表示/違反報告)
ななちん(プロフ) - もちもちぴよさん» そうなんですか!wすみません、あんま黒子っちをだせなくて…w (2014年5月10日 9時) (レス) id: 01916a108a (このIDを非表示/違反報告)
もちもちぴよ(プロフ) - ななちんさん≫はい!大好きです! (2014年5月10日 0時) (レス) id: 5614a3f2bf (このIDを非表示/違反報告)
ななちん(プロフ) - もちもちぴよさん» コメありがとです!黒子っちのこと好きなんですか?ww (2014年5月6日 20時) (レス) id: 01916a108a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ななちん | 作成日時:2014年2月23日 18時