俺が、君を守ってあげる【黄瀬涼太】

守ってあげる14 ページ16

ストン

体育館に用意された椅子に黄瀬くんが座らせてくれた

貴「ありがとう」

黄「どういたしまして！」

いつもの笑顔でそう言ってくれる黄瀬くん

この笑顔を見ると

なんか心の中がほっこりするなぁ

笠「で、黄瀬。久々に部活に戻ってきたと思ったら、女子を連れてくるし、しかも抱えて連れてきたし。
一体何があったんだ？」

黄瀬くんは

今日のあたしの出来事といじめの原因も含め

全てを先輩たちに話した

あっ、なんかいつのまにか2人ほど増えてるw

森「なるほどな。こーんなに可愛い子をいじめるなんて、なんて奴らだ！」

笠「そんなことがあったのか。。
それより黄瀬・・・」

急に顔つきが怖くなる笠松先輩

黄「な、な、なんスか？」

笠「お前、モデルの仕事に専念しすぎて、バスケの腕が落ちたなんて言ったらシバくかな！」

確かに黄瀬くんしばらく学校来てなかったもんなぁ

黄「腕が落ちるなんてありえないッス！
俺、学校休んでる間も毎日バスケの練習を欠かさずやってたんスよ！」

ジトー

黄瀬くんに疑いの顔を向ける笠松先輩と森山先輩

黄「じゃあ、俺の『モデルとバスケ両立しちゃおーよスケジュール』を教えるッス！」

なんだそれww

黄「これを見てくださいッス！」

すると黄瀬くんはある紙を出し、あたしたちに見せてきた

そこには、、、

『6:30 起床
　7:00〜7:30 朝食
　7:30〜8:00 ちょっと休憩
　8:00〜9:30 バスケ練習
　9:30〜10:00 シャワー
　10:00〜12:30 モデルの仕事
　12:30〜14:00 昼食&休憩
　14:00〜16:00 バスケ練習
　16:00〜16:30 シャワー
　16:30〜18:00 モデルの仕事
　18:00〜19:00 休憩
　19:00〜19:30 夕食
　19:30〜21:00 バスケ練習
　21:00〜21:40 お風呂
　21:40〜22:40 一応勉強
　22:40〜23:40 自由
　23:40 就寝 』

すっ、すげー！

きっと、誰もがそう思ったと思うw

黄「俺はこれを毎日続けてやったんスよ！
どう思うっすか！かなっち！」

急に黄瀬くんの顔が近づいてきた

貴「あっ、えっと、めちゃくちゃすごいよ！
モデルとバスケを両立、、よく頑張ったね(ナデナデ」

あたしは黄瀬くんの頭を撫でた

すると黄瀬くんはフルフルと震えだし

黄「かなっちー！！！！！！」

と、勢いよく抱きついてきた

貴「わーー！！///」

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