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265. ページ15

私は少し迷って、スケちゃんの隣に座った。


あ「いただきまーす!」

ア「あっくんのパスタ、本当おいしいからねっ!」

「おいしそう〜」

藤「ほんっ」

『本当Aって食べるの好きだよな』

「好きですけど?」

『だから太んだよ(笑)』

「ひどいっ!最低ーっ」

「「あはははっは」」

「あはは、は、は…っ」

藤「…。」



太輔、手が動いていない。


どうしたの?

疲れてるの?



聞きたいことはいっぱいなのに、聞けない。




『太輔、披露宴は無理なんだった?』

藤「え、あ、あぁーそうなんだよね。ごめんね」

『二次会もまだ分からないんだよね』

藤「うん、…いや、行くわ」

「?!」

あ「え?仕事は?」

藤「披露宴に行けないから、なんとしてでも二次会には参加出来るように調整してもらうよ」

ア「やった〜!ガーヤ来てくれるんだって!よかったね!A!!」

「?!え、あ、うん、そうですね」

ア「みんなもガーヤが来てくれたら喜ぶよ〜」

『うんうん、そうだね。Aも嬉しいの?』

「…もちろん」



太輔の目を見て言った。






「二人を祝福してくれる人がたくさん来てくれたら、私も嬉しいです」

『そうだね』

「うん…」



太輔との関係をバレるわけにはいかない。



スケちゃんは私が離婚をしたことまで知ってる。



太輔と私が付き合っていたのは、結婚をしていた時。




なにがあってもバレるわけには、いかない。





藤「行けるように頑張ります」

「お願いします」

あ「…。」

ア「…。」

『よかったな』

あ「うんうん、みんなでバカ騒ぎしような」

『そうじゃないでしょ(笑)』




太輔と私の間に今までなかったモノがある。

それは私が作り出したモノ。




藤「Aさん、色々大変だと思いますが…よろしくお願いします」





ごめんね。





「はい、こちらこそ」




やっと会えた太輔。

ずっと会いたくてたまんなかった太輔。



いざ、会えたのに…




「…ごっめん、ちょっと」




私は逃げるように席を外した。




「…っ」



泣き出しそうになった。



苦しくて、苦しくて、

やっと会えた太輔に哀しい顔をさせて

嘘をつかせて、ごめん。



「ごめんっ」

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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 藤ヶ谷太輔 , 北山宏光   
作品ジャンル:恋愛
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*ミン*(プロフ) - りんさん» りんさあああああああああああああん!!!!ww (2015年11月16日 2時) (レス) id: 072c508cf6 (このIDを非表示/違反報告)
*ミン*(プロフ) - 藤北 麗耶さん» やっと気持ちを伝えることが出来ました〜(*^_^*)とうとう長かったですが、完結しました。よかったら最後までよろしくお願いします♪ (2015年11月16日 2時) (レス) id: 072c508cf6 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - *ミン*さん» ミンさあああああああんwww (2015年11月15日 21時) (レス) id: f479e14964 (このIDを非表示/違反報告)
藤北 麗耶(プロフ) - たいぴーの率直な言葉にドキドキです!!愛してるなんてもう…(o´艸`) 勝手に想像してにやけてました笑 続きも楽しみにしてます(o´罒`o) (2015年11月15日 13時) (レス) id: ad8e537ceb (このIDを非表示/違反報告)
*ミン*(プロフ) - ようちんさん» スケちゃん、もっとグイグイしたかったものの笑あと少しでエンドを迎えられそうです(*^▽^*)やっとのやっと、素直になる…予定です!笑 (2015年11月15日 9時) (レス) id: 40e14459e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*ミン* | 作成日時:2015年11月10日 0時

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