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267. ページ17

やっぱりダメ。

やっぱり無理だ。




ピンポーン♪




ア「A?どうしたの?」




ドアを開けてくれたアンナに


「ごめんっ、ちょっとお邪魔します」

ア「え?A?Aっ?!」


アンナに一言謝って、家の中へと勝手に入った。




あ「Aちゃん?」



床に座っている太輔を見つけた。



藤「…A?」




もうどうしてこんな行動を取ったのかなんて、分からない。

理由はないんだと思う。




「太輔、ごめん」

藤「…。」

「…嘘、付かせてごめんっ」




太輔はなにも言わないで私のことを抱きしめてくれた。




藤「大丈夫だよ」

「…ごめん、ごめんね」

あ「…。」

ア「…。」

藤「ううん、大丈夫。A、俺」



そっと、太輔から離れて


藤「A?…戻ってきてくれたんじゃ」

「…っ」



首を横に振った。




「違う、そうじゃない」

藤「…。」

「謝りたかったから…、ごめんね」

藤「…。」



太輔にまた背を向けて、


「ごめんね、下にスケちゃん待ってもらってるから」

ア「A!」

あ「…うん、またおいで」

「ありがとう」




アンナはまた何か言いたそうにしたけど、あっくんに止められた。





藤「A、今なら間に合うから」

「…。」

藤「俺のとこに帰ってこい」



「…っ」




太輔に返事もしないで家を出た。





太輔と話したくて、話したくて戻ったはずなのに…。

どうしてなんだろう。



どうしてこんなにも自分で自分の気持ちすら分からないのかな。






「…スケちゃん」

『忘れ物あった?』

「うん!!」

『ん?どうした?』

「ううん、なにもない」




スケちゃんは、なにもそれ以上聞いてこない。




『A、もう痛くないの?』

「へ?あ、う、うん」


頭が痛いことになってたんだ。



「もう大丈夫」

『お腹空かない?』

「え?」

『あつしのごはん、食べ損ねた!どっかの誰かさんのせいで』

「…それはそれは」

『戻るのも気まずいし、どっか食べに行こう〜』

「うんっ」




そばにスケちゃんが居てくれて心強かった。




『なに食べよっかな〜?』

「んーなににしよっかな」



スケちゃん、ありがとう。

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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 藤ヶ谷太輔 , 北山宏光   
作品ジャンル:恋愛
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*ミン*(プロフ) - りんさん» りんさあああああああああああああん!!!!ww (2015年11月16日 2時) (レス) id: 072c508cf6 (このIDを非表示/違反報告)
*ミン*(プロフ) - 藤北 麗耶さん» やっと気持ちを伝えることが出来ました〜(*^_^*)とうとう長かったですが、完結しました。よかったら最後までよろしくお願いします♪ (2015年11月16日 2時) (レス) id: 072c508cf6 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - *ミン*さん» ミンさあああああああんwww (2015年11月15日 21時) (レス) id: f479e14964 (このIDを非表示/違反報告)
藤北 麗耶(プロフ) - たいぴーの率直な言葉にドキドキです!!愛してるなんてもう…(o´艸`) 勝手に想像してにやけてました笑 続きも楽しみにしてます(o´罒`o) (2015年11月15日 13時) (レス) id: ad8e537ceb (このIDを非表示/違反報告)
*ミン*(プロフ) - ようちんさん» スケちゃん、もっとグイグイしたかったものの笑あと少しでエンドを迎えられそうです(*^▽^*)やっとのやっと、素直になる…予定です!笑 (2015年11月15日 9時) (レス) id: 40e14459e4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*ミン* | 作成日時:2015年11月10日 0時

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