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6.喧嘩 ページ9

A side_




時間が経つ事1時間。



あと1時間か。


緊張?そんなモノは無い。

ただ…ボスの適当さに呆れている。

ボスと言ったらもっと、こう…がっしりとした“The 悪の組織”ってモンじゃない?

まぁ、慣れたもんだけど。



交渉予定時刻30分前_



あ、来た。

後ろから気配を感じ、振り返らずに話しかける。




『やぁ、随分と早いお着きで。』


レオ「…。」




ん?ガン無視か?

それとも交渉相手じゃ無い?




レオ「お前もな。」




あ、返事が返ってきた。

よかった。


相手の口調は少しぶっきらぼう。

声のトーン的に落ち着いている。

スマホをしまい、振り返ると鋭い目で私を観察している様な背の高い男性がいた。




『フフッ。もう少し遅くても大丈夫でしたよ。』


レオ「随分と丁寧だな。」




ん?話し方か?

初対面でこれから交渉する相手にタメ口な方がどうかと思うが。




『我らのボスから“特別なお客様”と承っておりますので。』

レオ「フンッ、物騒に聞こえるな。」




…おいおい、、

今“フンッ”て言った!フンッて!

失礼極まりないよ!

少しどころか物凄くぶっきらぼう!


あぁ最悪だ。こういうタイプ嫌いなんだよ。

面倒くさい。もう適当に流すか。




『そうかもしれませんし違うかもしれません。』


レオ「今絶対ェ面倒くせェって思ったろ。」


『なんだ、自覚してるじゃないですか。なら直したらどうですか?』


レオ「ハァ?テメェの為に直すか!」


『うるさいですよ。近所迷惑。』


レオ「お前が突っかかってきたんだろ!」


『私が流した事を貴方が拾ったんですよ。人のせいにしないで下さい。』


レオ「なっ!」


⁇「ストップ!やっぱりこうなっちゃうかぁ〜…」


『…何故ここにいる?チーター。』


チー「ヘヘッ、もしもの事を考えてついてきたんです。」


『そのもしもの事って?』


チー「喧嘩。」




え、やめてその言い方w




レオ「もしかして喧嘩が日常的?」




ほら、勘違いされた。




チー「いや?人によって超毒舌になります。特に貴方みたいな人。」


レオ「俺みたいな人…
何だか分からねェけど、喧嘩しててもしょうがねェ。
とっとと始めんぞ。」


『主権を握ろうってのですか?フフ、渡しませんよ。^^』


レオ「やってやろうじゃねェか。」


チー「えぇぇ、、ちょっと…」




初っ端から喧嘩腰になってしまうのであった。

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作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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おとひび(プロフ) - ろろさん» わぁありがとうございますっっ!!すごく励みになります!了解です書きますっっ! (5月2日 20時) (レス) id: 7349489dec (このIDを非表示/違反報告)
ろろ - なんだかものすごくわくわくします!!!是非続きを書いてくださると嬉しいです🥹🥹 (5月1日 22時) (レス) @page17 id: 4cf545d201 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おとひび | 作成日時:2023年10月14日 21時

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