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トラ side_
『今回は格段と上手くできた。さぁ、召し上がれ!』
チー「やっぱりこうなっちゃいますか…」
トラ「予想以上だな…」
俺らの目の前には、クリームをたっぷり乗せ、チョコと蜂蜜をまんべんなくかけ、粉砂糖がまぶされ、いちごを可愛く盛り付けてあるパンケーキがあった。
パンケーキの中にはきっと上手くカスタードが隠れているんだろう。
絶対に甘い。いや、甘いを超えている。
これ食べたら糖尿病になる気しかしない。
いや、その前に甘すぎて舌が拒否する。
こういう事態に慣れてそうなチーターにSOSの視線を向けると、何か思いついたようだった。
チー「そ、そうだ!Aさん甘いもの大好きでしたよね?僕たちのクリームとかあげましょうか?(汗)」
『ん?いいのか?』
トラ「あっ、あぁ、もちろん!」
ナイスチーター!褒めてつかわす!
『でも君達の具材が無くなる。』
チー「いっ、いちごだけで大丈夫です!足りなかったら自分で付け足すので!」
『そうか。なら貰う。』
よっしゃぁ!なんとか乗り切った!
これで安心して食えるッ!
・
チー「そういえばAさん、ボスから話は聞いてますか?」モグモグ
『何の事だ?』モグモグ
なんだ、Aさん何も聞いてねェのか?
ボスも何考えてるのやら。
トラ「“これからは一つの任務に集中しろ、細かい事はいつか連絡する”ってよ。」モグモグ
『いつかって、…もしかして、交渉とかそこら辺か?』
Aさんは動きを止めて俺らに質問してきた。
俺らは構いなく食べ続けるけど。
チー「そうじゃないですかね?」モグモグ
トラ「今回の任務は重要なんだとか。」モグモグ
『いつ聞いたんだ?』
チー「昨日です。」モグモグ
『そういう事は早く言ってくれよ。』
トラ「Aさんすぐ寝たじゃんか。連絡きたのはAさんが寝てからだぜ。」モグモグ
チー「朝だって急ぎで仕事行っちゃいましたし。」モグモグ
『え、あ〜、それは仕方ないか(汗)』
…ん?なんか隠したな?
トラ「Aさん何隠してるんだ?昨日ちゃんと寝たか?」
『…寝てない。』
チー「ちゃんと寝てください。」
『……分かった。』
チー「なんですか今の間は。ちゃんと寝てください。」
『ハイ。』
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おとひび(プロフ) - ろろさん» わぁありがとうございますっっ!!すごく励みになります!了解です書きますっっ! (5月2日 20時) (レス) id: 7349489dec (このIDを非表示/違反報告)
ろろ - なんだかものすごくわくわくします!!!是非続きを書いてくださると嬉しいです🥹🥹 (5月1日 22時) (レス) @page17 id: 4cf545d201 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おとひび | 作成日時:2023年10月14日 21時