検索窓
今日:14 hit、昨日:16 hit、合計:3,118 hit

2. ページ5

トラ side_




『今回は格段と上手くできた。さぁ、召し上がれ!』


チー「やっぱりこうなっちゃいますか…」


トラ「予想以上だな…」




俺らの目の前には、クリームをたっぷり乗せ、チョコと蜂蜜をまんべんなくかけ、粉砂糖がまぶされ、いちごを可愛く盛り付けてあるパンケーキがあった。

パンケーキの中にはきっと上手くカスタードが隠れているんだろう。


絶対に甘い。いや、甘いを超えている。

これ食べたら糖尿病になる気しかしない。

いや、その前に甘すぎて舌が拒否する。


こういう事態に慣れてそうなチーターにSOSの視線を向けると、何か思いついたようだった。




チー「そ、そうだ!Aさん甘いもの大好きでしたよね?僕たちのクリームとかあげましょうか?(汗)」


『ん?いいのか?』


トラ「あっ、あぁ、もちろん!」




ナイスチーター!褒めてつかわす!




『でも君達の具材が無くなる。』


チー「いっ、いちごだけで大丈夫です!足りなかったら自分で付け足すので!」


『そうか。なら貰う。』




よっしゃぁ!なんとか乗り切った!

これで安心して食えるッ!





チー「そういえばAさん、ボスから話は聞いてますか?」モグモグ


『何の事だ?』モグモグ




なんだ、Aさん何も聞いてねェのか?

ボスも何考えてるのやら。




トラ「“これからは一つの任務に集中しろ、細かい事はいつか連絡する”ってよ。」モグモグ


『いつかって、…もしかして、交渉とかそこら辺か?』




Aさんは動きを止めて俺らに質問してきた。

俺らは構いなく食べ続けるけど。




チー「そうじゃないですかね?」モグモグ


トラ「今回の任務は重要なんだとか。」モグモグ


『いつ聞いたんだ?』


チー「昨日です。」モグモグ


『そういう事は早く言ってくれよ。』


トラ「Aさんすぐ寝たじゃんか。連絡きたのはAさんが寝てからだぜ。」モグモグ


チー「朝だって急ぎで仕事行っちゃいましたし。」モグモグ


『え、あ〜、それは仕方ないか(汗)』




…ん?なんか隠したな?




トラ「Aさん何隠してるんだ?昨日ちゃんと寝たか?」


『…寝てない。』


チー「ちゃんと寝てください。」


『……分かった。』


チー「なんですか今の間は。ちゃんと寝てください。」


『ハイ。』

3.電話→←1.朝食当番



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:オリジナル , 長編   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おとひび(プロフ) - ろろさん» わぁありがとうございますっっ!!すごく励みになります!了解です書きますっっ! (5月2日 20時) (レス) id: 7349489dec (このIDを非表示/違反報告)
ろろ - なんだかものすごくわくわくします!!!是非続きを書いてくださると嬉しいです🥹🥹 (5月1日 22時) (レス) @page17 id: 4cf545d201 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おとひび | 作成日時:2023年10月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。