孤独な道化師

　 困っているのは、私だよ、？





＿＿＿thirteen years ago.





〈悪魔よ！悪魔が来た！災難が起こるわ！〉

〈お前のような悪魔は存在してはならない。〉

〈俺がお前みたいな悪魔だったらとっくに自◯してる。〉



悪魔…あくま…アクマ……



〈言い伝えによると、目が赤い者は悪魔の使いとされている。〉

〈片方の目だけ赤いなんて、人間のフリした悪魔の証拠よ！〉

〈悪魔がいるせいで今年も米が育たなかった。〉



悪魔…あくま…アクマ…？



〈あの悪魔はいつﾀﾋんでくれるんだ！〉

〈生きててすみませんって言えよ！この悪魔！〉

〈どうせ悪魔には人間の気持ちがわからないでしょう！？〉



悪魔…あくま…アクマ…！


うるさいんだよっ！！

見た目が変わってるだけで、、なんで、、、

なんで、、、こんなに蔑まれなきゃいけないのｯ、、！

私はｯ、、ただ、赤い左目を持っているだけなのにｯ、、、！

貴方達に、、何をしたっていうの、、、、？




＿＿＿＿＿あぁ、まただ。


あの出来事がまた、フラッシュバックする。

私だって、ﾀﾋねたらどれだけ楽だったか。

この世から消えれるのなら、どんなに楽だったか。


でも、家系に代々伝わる守り神は、それを許してはくれなかった。


私に、生きる希望なんかをちらつかせて、ﾀﾋぬ事を拒ませた。


それが、名前も知らない、いくつか歳上の男の子。

でもその子はもう、いない。


どうせ失う一筋の光なんて、最初から無い方がマシだった。

いつか絶望に変わる希望なんて、持ちたくなんかなかった。


あぁ、どうして私の守り神は、私の“心”を守ってくれなかったのだろう。