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9. ページ12

レオン side_




「こっちから要望は情報提供、堅苦しいのナシ。」


『…そうですか。』



彼は呆れた様な顔をしていた。

そんなにおかしいか?

同じ場所に住むなら堅苦しいと気まずいだろ。




「うちのアジトに住み込みだよな?」


『はい。』


「ならうちのルールに従ってもらう。理不尽なルールは無い。」


『ではこちらからの要望も増やしても宜しいでしょうか。』


「場合による。」




アジトに置くこと自体、相手にとって結構好条件だからな。

そう簡単に勝ちに来てもらっちゃ困る。




『そちらに女性の方はいらっしゃいます?』


「いるにはいる。」


『その方とお話ししたいのですが。』




。。。

…ん?

意味が全く分からない。

何故女?




「…理由は。」


『それはッ…いえ、なんでも無いです。忘れて下さい。』




理由も話せないのに交渉に持ちかけてくるなんて、バカ?


でも、油断してはいけない。

相手はあの巨大な組織だ。

いや、ワンチャンあのボスだったらバカを向けてくることもあるか?

だとしたら俺までバカにされている様で癪だな。




『では、寝室を別にして頂くと嬉しいです。』


「分かった。」


『え?よ、宜しいのですか?』




は?やっぱりコイツ、バカなのか?

何処の馬の骨だか分からねェヤツと一緒に寝れるか!




「お前から頼んだんだろ。」


『そ、そうでした。』




素質はあるけど抜けてる、とかそんな感じなのか?




チー「あのー、、」


『ん?』


チー「先程おっしゃっていたルールの他に、ご要望はありますか?」




そういえばこいつの存在忘れてた。((可哀想


…っあ、危ねぇ!

俺の真の目的を忘れるところだった。

“優秀な者を1人取り込む”


今は2対1だ。

下手に動いたら交渉すら破棄になるかもしれない。




「んー、そうだな、ウチにはコックがいねェんだ。料理はできるか?」


『はい、できます。』


「ならコックをやれ。ウチの部下と一緒に作るといい。」


『え?料理なら1人でもできますけど…。』




あ、コイツバカだ。

確信した。

信用できないヤツ1人で料理なんかさせたら毒入れられるかもしれねェだろ。

でもそれは本人には言えない。




「…厨房のことは知らねェだろ?」


『まぁ、確かにそうですね。では、宜しくお願いします。』


チー(Aさん、、またバカやってる、、、。)

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設定タグ:オリジナル , 長編   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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おとひび(プロフ) - ろろさん» わぁありがとうございますっっ!!すごく励みになります!了解です書きますっっ! (5月2日 20時) (レス) id: 7349489dec (このIDを非表示/違反報告)
ろろ - なんだかものすごくわくわくします!!!是非続きを書いてくださると嬉しいです🥹🥹 (5月1日 22時) (レス) @page17 id: 4cf545d201 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おとひび | 作成日時:2023年10月14日 21時

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