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sib6 ページ6
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「何しに来たのよ」
一也には目をやらず、 ボールを磨く。
「亮さんからの伝言を伝えに来た」
「伝言？」
「部活が終わったら俺の部屋に来いって」
ピタリと手を止める。
……ん？
「…亮介が？」
「あぁ」
なんで？
亮介からの伝言だよね？ あれ？
一也の部屋に…だよね？
なんで一也の部屋なんだろ…。
ひとりで困惑していると、
「だから部活終わったら俺の部屋に来て」
一也はそう言って練習に戻った。
あいつの姿が見えなくなってふと思う。
「あたし、拒否権ないんだ」
これは行かないといけないやつね…。
寝たかったのに〜…。
はぁ…めんどくさ。
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作者名：カナデ | 作成日時：2016年8月23日 18時
