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sib2 ページ2
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「今日は朝練に参加しなくてすみませんでした!」
学校に着き、すぐに片岡監督に謝りに行った。
「なぜ練習に参加しなかった」
いつもと変わらない低い声で問われて、少し冷や汗をかく。
「寝過ごしました…」
「昨日も遅くまで起きていただろ」
なぜお分かりで…?
「何をしていた」
「部員達のデータを…書いていました…」
「データを作ってくれるのはありがたいが、それで練習に参加できないのは困る」
「すみません…」
「グラウンド3周しておけ」
「はい…」
「すみませんでした」と言いながら頭を下げ、その場をあとにする。
教室に戻ると、亮介と純がこちらにやって来た。
「珍しく朝練来てなかったじゃん。まさかサボり?」
亮介は満面の笑みだ。
怖いんですけど…。
「うっ」
「へぇ…サボりなんていい度胸じゃん」
じりじりと迫ってくる亮介にさらに恐怖を覚えた。
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作者名:カナデ | 作成日時:2016年8月23日 18時