＊トリップをした少女＊【テニプリ】part5

217話*作者のお知らせ含* ページ27

切原「じゃー先輩、行きますよ!」

切原がそう言って頭上に高く球をあげた。


それは素早く僕のコートをワンバウンドして

まるで僕のラケットをめがけて来るように飛ぶ。


A「まだまだ、スピードが足りないね!」

僕は余裕ぶりそう言いながらも打ち返すが

どことなく僕の心に高揚感があるのを感じた。


コイツは、強くなる

どこかでそう感じた。

誰かに対して此奴は間違いなくプロになる、そう思う事は沢山あった。

しかしプロというのは決して強い者がなるわけではない。

弱くても試合に勝てばプロ。

例えそれが不戦勝だとしても。


しかし、切原は

"強くなる"

そう思った。


前回試合した時よりも格段に腕と脚の筋肉がついている。


A「切原、何か筋トレでもしてる?」

僕がそう尋ねても切原は首をひねり

切原「別に先輩らと同じ事しかやってないっすよ?」

しかし前回とはくらべものにならない筋肉。

実施に何か変化が...

切原「何か変わった事って言えば,A先輩から教えてもらった事をやってるだけっすよ」

とは言っても僕も対してアドバイスもしていない。

筋トレが同じ量でも効果的になるアドバイスぐらいだ。

しかしそれもこんな短期間で著しく効果の出る物ではない。




…僕の教えた方法が合っていたという事か。



僕はそう思うと何故か、やけに嬉しくなった。



A「切原、強くなったな」


僕がそう言うと

切原「マジっすか!?」

そう言って嬉しそうに微笑む切原を見ているのも悪くないな、

そう思った。


―――――
☆生存者確認←☆
手塚*菊丸*越前
鳳*芥川
柳生*丸井*切原

☆Aちゃんの味方(?)☆
芥川
柳生、丸井、切原
(菊丸)
―――――


大分前に知らせていた、名前を変えます!というものですが、

【奏の新しい名前を考えて下さい!】
ですが、

終了しました！

結果報告は↓でご覧ください。
【元】新しい名前結果報告【奏】

です。

というわけで、これからは
月夜見として活動していきたいと思いますのでよろしくお願いします。

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