＊トリップをした少女＊【テニプリ】part5

213話*昼食* ページ23

明日の朝には帰るから、もうここで昼食を食べるのは今日で最後か。

そう思うと僕はあまりここでご飯を食べてない事に気が付いた。

A「…何か作ろ」

一応女子らしく料理ぐらい出来る。

そして軽く冷蔵庫の中身を見るとまだ誰も無い広い食堂で料理を作り始めた。


A「出来た」

暫くすると手抜きチャーハンが出来上がった。

その辺にあったあまりものと余ってた冷ご飯で簡単に炒めた物。

まぁ…

それなりに美味しいかも。



そんな風に、簡単に食べ終わった。



里穂はきっと残り物を使うのが苦手なんだろう。かなり残っていた。

家庭的じゃないな…そう思いつつも、里穂の顔が頭をよぎった。


『Aちゃーん!』

『ごめんね？クンとか言って。Aちゃん』

『強いもんね! Aちゃん』


様々な里穂の声が頭をよぎっていく。


何で…

何でっ…


アイツは…

憎いって思ってる筈なのに…!



何で…






何で、仲良い時の嬉しい言葉しか思い出さない





ほら、もっとあった。

アイツが悪い事をした時、

アイツが毒を入れてたと知ったとき!

憎い。

憎い。


なのに…



『よろしくねッ! Aちゃん。あ、私の事は里穂って呼んで』



どうして、嬉しい事しか思い出さないのだろう。


記憶の美化にも程が有る。



A「里穂っ…」

口に出してみた。

憎々し気に。


だけど頭の中から笑顔の里穂は消えなくて…


里穂「A…ちゃん…?」


そんな声が、聞こえた。




―――――
☆生存者確認←☆
手塚*菊丸*越前
鳳*芥川
柳生*丸井*切原

☆Aちゃんの味方(?)☆
芥川
柳生、丸井、切原
(菊丸)
―――――

何か急展開しちょるｗｗ
里穂ちゃんのかわいかった時代が懐かしい。

214話*ごめん*→←212話*アドバイス*

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す