轟轟戦隊ボウケンジャーVS特捜戦隊デカレンジャー (ページ5)

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「あの…もしかしてデカブレイクのテツさんのお知り合いですか？」

百合はダメもとで聞いてみた。

S.P.D＝スペシャルポリスデカレンジャーの知り合いなんて恐れ多いと思っていたが、かつての出逢いに思わぬところで救われた。

「あ…あぁ。テツのことなら知っている。それがどうした？」

「わたし、テツさんとなら面識あるんですけど。」

「…あいつを呼べばいいんだな？」

百合の言わんとすることを察した警官はSPDと書かれた通信機器でデカブレイクこと姶良鉄幹を呼び出した。

それから数分もたたないうちに一台の白バイが二人の側で停まった。

「ホージーさん、どうしたんですか？俺に訊きたいことって？」

そう言ってヘルメットを外した彼は、やはり百合の知っている人だった。

「テツさん！」

「あれ？百合ちゃん？」

「…どうやら知り合いだってことは事実らしいな。」

ホージーさんと呼ばれた警官は二人の反応を見てようやく納得したようだ。