轟轟戦隊ボウケンジャーVS特捜戦隊デカレンジャー (ページ18)

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しばらくして再び部屋のドアが開いた。

スワンかと思って期待して見上げた視線の先には、ホージーとテツを含む六人組が我先にと百合のベッドに近付いてくる。

彼らがデカレンジャーの面々だということはすぐにわかった。

全員同じデザインで色違いの隊服を着ている。

「あの…捜査会議だったんじゃ…？」

「そんなの即行で終わらせてきたぜ！」

百合の疑問に赤い隊服を着た男性が威勢よく答えた。

「はぁ…。」

(元気な人だなぁ)

ボウケンジャーにいないタイプの彼に少し面食らってしまう百合。

「こらバン。大きな声を出すな。」

すかさずホージーが彼を窘める。

「バンさん…？」

「おう。俺はコイツの相棒の赤座伴番だ。」

バンはホージーの肩を抱きながら言った。

「相棒って言うな。」

しかしホージーはバンの腕を振り払う。

ホージーのバンへの対応は手慣れている気がした。

そしてバンがめげないところを見ると、いつものことらしい。