102話 ページ2
「あのね…皆っ……!」
それぞれが好きに喋りながらお弁当を食べ進めているとき、私は思いきって口を開いた。
「どうしたの?」と、柔らかい笑みを向けてくれる皆に、私も笑顔で言葉を発する。
「私、マリンと悠飛に会ってくるよ…!」
皆は、大きく目を見開いた。
驚いているんだろう、返事がない。
「私まだ、伝えてないこといっぱいある。
それに、会ってちゃんと話さなくっちゃ、きっと後悔すると思うから。」
「……行ってらっしゃい!」
私の言葉に、優しく返事をしてくれた菜穂。
私の手を、温かく包んだ。
「今の彩ならきっと大丈夫。怖くないよ。」
「…そーそ、頑張って。」
菜穂に続けて、美門くんも笑顔で言った。
皆の顔を見れば、笑顔でこっちを見ている。
「ありがとう、頑張るね…っ!」
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月瀬澪海 @ゆぅら(プロフ) - 七鬼押しさん» ありがとうございます!! (2021年2月2日 22時) (レス) id: 69c985532c (このIDを非表示/違反報告)
七鬼押し - すごく、面白いよー (2021年2月2日 21時) (レス) id: 25e2dd6576 (このIDを非表示/違反報告)
月瀬澪海 @ゆぅら(プロフ) - ゆいさん» ありがとう!! 最高なんて嬉しい! (2021年1月31日 18時) (レス) id: 69c985532c (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - わー!!遅れた!!みたよ!ゆぅらちゃん! 最高!! (2021年1月31日 17時) (レス) id: acb042024b (このIDを非表示/違反報告)
月瀬澪海 @ゆぅら(プロフ) - すずかさん» 良かった!! んふ、花火大会楽しみにててっ (2021年1月27日 16時) (レス) id: 69c985532c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月瀬澪海 | 作成日時:2021年1月24日 13時