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「彩はさ、この前話してたけどほんとに好きな人とかいないの?」
雨が降っていて、今日はいつものメンバーで裏庭に行くことができずに教室でランチタイム。
私の声に、クラスの男子も女子もさりげなく反応した。
ふふ、全男子ども。私に感謝しなさい。
「ふぅきなひとぉ?」
「口の食べ物なくなってから喋んなさい。」
「ひぃてひたろなほじゃぁん(聞いてきたの菜穂じゃ〜ん)」
「はいはい、早く食べて答えてよ。」
そんな姿も萌えすぎて、クラスメートは顔を赤らめながら興奮中。落ち着け、皆。
リスのように頬を膨らませながら、もぐもぐ食べる彩に思わず私も赤面。
「まだそういうのは分かんないよ、恋とか。」
「ええ、もう高1なのに?」
「それよりも、菜穂とか美門くんたちといる時間の方がずっと楽しいし大切にしなくっちゃね。」
にこっと微笑んだ彩に思わずハートを射抜かれた私。グサッ
私はそのときに、彩の瞳に影がかかったことには気がつかなかった。
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おもち - た3ま1わ3な1あ2 (2021年10月11日 20時) (レス) @page3 id: 47dc307598 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 最後まで楽しみです! (2021年1月17日 13時) (レス) id: acb042024b (このIDを非表示/違反報告)
月瀬澪海 @ゆぅら(プロフ) - ゆいさん» か、神様!!! ありがとうございます、嬉しいです!! (2021年1月6日 18時) (レス) id: 69c985532c (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 神様〜!!面白いぃぃぃ! (2021年1月5日 13時) (レス) id: acb042024b (このIDを非表示/違反報告)
月瀬澪海 @ゆぅら(プロフ) - 小町さん» ありがとうございます…! 嬉しいです、頑張ります〜! (2020年7月4日 12時) (レス) id: 69c985532c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆぅら | 作成日時:2020年7月4日 7時