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2つ ページ2

貴女side




やってしまった
ざっと30はいる喰種の喰い場を私は荒らしてしまった。
飢えが近かったから取り敢えず食べたらこのザマだ。
あれから何時間たった。
月が昇ってからずっとずっと走り回った。
それでも数は減らない。
そりゃぁそうだよね。
走り回るだけじゃダメだとは分かってる。
でも私は誰も傷つけたくないし……戦ったらみんな









死んじゃうから。









私は家の壁という壁を蹴り走る。
そんな時だった。
ある家の扉を蹴ろうとしたら
タイミング良く扉が空いてしまった。



あ、やばい。
これ蹴っちゃう……。
誰だか知らないが……すまん。


案の定顔面に入る

悪いが私も追われてるし死にそうだし匿ってもらおう
私は扉を閉めてお店の主らしき人を見つめる

……赫眼?喰種?この人も狙ってくるかな……?

少しして店主らしき人が立ち上がってくるものだから威嚇してしまった


ほんとすまない。
私の鱗赫は人様と違って九本生えてる
しかも羽赫までもっているんだ。
こんなので威嚇されたら誰だってびびる。



申し訳ない。

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作者名:白狐 | 作成日時:2017年6月3日 7時

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