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命日 ページ5

『…』



コンコンッ



『はーい?』ガチャッ



犬「これから二宮さんと特訓でしょ?忘れてるのかと思って迎えに来たけど」



『あはは、忘れてない!ごめん、今日「命日」だから』



犬「…え。あ、ごめん」



『ううん、大丈夫!もう10年も経ってるしホントに今日なのか分かんないけどね。一応自分なりに日付数えてるんだけど玄界もアフトも私の国もちょっとずつ一日が違うからさ』



犬「…そっか……A、黒トリガー見せて」



『?はい』



犬「お姉さーん、俺犬飼澄晴って言います!Aにはいつも迷惑かけられてて〜」



『は!?お相子でしょ!!』



犬「こんな感じで結構良い感じにやってるから…心配しないで下さいね。妹さんは俺達が責任もってお世話するので」



『ちょっと、お世話って何!?』



犬「いや〜手がかかるからな〜」



『……』



犬「え、怒った???」



『…ありがとね、スミ』



誘ってくれて、喧嘩してくれて、受け入れてくれて



犬「…どーいたしまして」(…というか…今日命日ってことはさ、「そういうこと」だよね?)







二「今日はここまでだ」



『えっっっっはやくない??ランク戦明後日だよ?』



二「用がある。影浦とでもランク戦して来い」



『…ふむ。まぁ確かに最近してなかったし…行ってきまーす!!』



用って何だろ…亜季もスミも辻ちゃんもいなくなってたし



『…ん〜……カゲも鋼もいない』



……部屋に戻ってお祈りし直そうかな



太「お、Aじゃねぇか」



『…太刀川』



太「お前暇か?付き合ってくれよ」



『!…喜んで』ニッ






ザワザワッ



「マジ…!?!」



「見てなかったのかよお前!!」



犬「Aは〜……お、荒船!A見てない??」



荒「…ん、あそこ」



犬「?……は????いや、どこ???」



荒「あの囲まれてる中にいる」



犬「何でそんなことに!?」



荒「太刀川さんに勝ったんだよ、5ー4で」



犬「…………うっわぁ…Aーーー!」



『ん?ごめん、通して……あ、スミ!!どこ行ってたの?』



犬「ちょっと外にね。太刀川さんに勝ったってほんと?」



『いえすいえす!!この前負けたから勝てて良かった〜ギリギリだけど』



犬「うへぇ…今調子良いだろうけど隊室戻って来てよ、俺ちょっと先行ってるから」



『?いいけど一緒に戻れば良いじゃん』



犬「まぁまぁ!じゃあ、早く来てね〜」タタタッ



『…?何??』

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作者名:マロココ | 作成日時:2021年8月12日 16時

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